十十虫(てんとうむし)は夢を見る 1/幹本ヤエ
昭和4年、帝都東京。
喫茶『十十虫(てんとうむし)』には、“夢に現れた少年”に会うために、今日も秘密を抱えた客が訪れる――。
不思議な能力を持つ高校生・高月と新米ウェイトレス・美和子が繰り広げる、昭和モダンファンタジー!!
この間買ってきた作品です。
趣味に合わなかったらイヤだからと2巻買ってこなかったんですが、今度本屋いったら買ってこようと思います。
結構好きです。
【第1回 夜の帳の…】
【第2回 虫姫…】
【第3回 銀座の戀夢語り…】
【第4回 桜、求めて。】
【第5回 浅草パンゲア】
が収録されています。
ストーリーは、『十十虫』の常連・高月を訪ねてきた人物の問題を、高月とウェイトレスの美和子が問題を解決していく話とでもいいましょうか。
高月は他人の夢の中に現れては、予言というかお告げというか。そんなことをするんです。
その通りのことが実際おこるわけですが、高月本人は他人の夢に登場した覚えもなければそんなことを言ったこともない。
さらには夢なぞ一度も見たことない、と知らないことばかりな訳です。
でも、「夢の中で言われた」と現実世界で実際に高月を訪ねてやってくる人物がいるから、巻き込まれているってところですかね。
高月は巻き込まれているだけなんですが、ヒロインの美和子ちゃんは自分から首突っ込んでます(笑)
こういうパワフルな子嫌いじゃないですよ?
まあ、高月も夢の中の出来事とはいえ、自分の行動のせいですから仕方ないってのもあるんですけどね。
物語の時代設定は、昭和初期。なので雰囲気は大正ロマンっぽい。
まあ、私はそこらへん詳しくないんで、それっぽいってだけなんですけど。
でも、5話の洋装姿を恥ずかしがる美和子とかまさにそんな感じじゃないですか?
洋装が浸透しつつあるけど、和装もまだまだ健在な時代なんですね。
高月の同級生・能見くんを見ていると、
デジモン02の賢ちゃんを思い出します。
あれかな、髪型のせい?
少しずつ近づいていく高月と美和子ちゃんの関係が可愛い。
ついにやけてしまいます。
高月が素直になっても美和子ちゃんが照れだとか反射とかで技をかけたりしている間は中々進展しなそうですけど。
最後に、津吹なる人物が登場して1巻は終了。
左腰に何かあるんですがきっとサーベルかなーと。
つまりは警官なんだと思うのですが、この人物も高月の夢を見ていたよう。
しかも何度も。うーんまた一波乱ありそうです。
近いうちに続きを買ってこようと思います。
[0回]
COMMENT