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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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怪物王女 16

怪物王女 16/光永康則
古き、大いなる血の覚醒
異形なる闇の住民、怪物。
彼らの頂点に立ち、全てを統べるは、王族。
その王座は血を分けた兄弟による闘争に勝ち抜いたものが座するという。
争いの渦中にある第二王女・姫の血を受け、少年ヒロは不死身の戦士と化す。
孤立した街で仕組まれた、感染爆発。
再び蘇る、呪われた爆弾の脅威。
王族による秘められた陰謀が姫と血の戦士に立はだかる。


ちょっと久しぶりな気がしたんですが、この作品はほぼ毎月紹介してるんですね。


【第68話 混合王女】
【第69話 発現王女】
【第70話 会談王女】
【第71話 流転王女】

の4話が収録されています。
前巻は、リザがデュケーン王子の屋敷に強襲をかけたものの吸血鬼と人狼の混血種に襲われたところで終わっていました。

今回は、事態が大きく動きます。
というのも今まで王族の長兄と言われていたデュケーン王子の正体がようやく明かされるんです。

デュケーン王子の正体は人造人間で、この戦いに参戦していたのはフヒト王子だったのです。
デュケーン王子もフヒト王子も前回の戦いの参加者であったんだとか。

フヒト王子はとある戦いの中で長い眠りについてしまい、本来であればデュケーン王子が勝者として認定されるはずだった。
が、デュケーン王子も戦いの最中で死亡してしまった。博士はデュケーン王子の外見をした人造人間を作り、戦いを続けようとしていたわけです。

ちょっと何巻だったのかは忘れてしまいましたが、シルヴィア王女が最期を看取った王族がいたんですが、その王族が身をひそめ続けてしまったがために、前回の戦いは終わらずフヒト王子は今回復活してしまったってことのよう。
うーん、文章で説明すると難しい。

けど、これで現状の生き残りが5人であることがはっきりしましたね。
シルヴィア王女、ギリアム王子、姫ことリリアーヌ、シャーウッド姫、そしてフヒト王子。
博士からは共闘してフヒトを討つように言われてますが、全員拒否。
だろうね、って感じですが。


【流転】はちょこちょこ描かれる9年後の世界の話。
今回の話で完璧に9年後の世界は別物となった(というかなかったことになった)わけですが、こういうのは本当にややこしい。
9年後のヒロの顔を描いていないのはわざとなんでしょうが、そこの理由は何なのか気になりました。
そして、シャーウッド姫が「以前ヒロに言ったこと」とはいったいどれのことかな。
あの、最強の血の戦士云々にかかってたのかな。

そしてエミールの配下であったキザイアが血の戦士化してるっぽい描写もありますし、一体どうなってしまうんでしょう。

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