怪物王女 3/光永康則
血の華よ、咲き誇れ。
闇に棲む、怪物と呼ばれる異形の者たち。
そのすべての上に君臨するのは、王族。
王族の一員である姫は、王位をめぐる争いの渦中にいる。
姫の血を飲み、富士見を得た少年ヒロは姫に仕える血の戦士となる。
姫を襲う、様々な刺客。
太古の王、首無し騎士、コウモリ蜘蛛、幽霊船…。
苛酷な戦いをくぐりぬけた姫の前に現れたのは、血を分けた兄だった‥‥。
姫と血の戦士の戦いはまだ終わることを知らない。
怪物王女も3冊目なので、カテゴリ作りますね。
最新刊が発売されましたけど、まだ買ってません。
明日にでも買ってきたいと思います。
【第11話 消耗王女】
ファラオとミイラ男の大群がやってくる話。
ミイラ男たちの戦闘力はそう高くないのですが、数が問題で。
あまりにも多すぎる軍勢を相手に対する姫側は姫を先頭にリザ、フランドル、ヒロのわずか4人。
消耗戦を強いられて戦います。
しかも姫は風邪をひいていて、途中で戦線離脱してしまうのですから大変です。
姫を守りきったヒロに武勲が与えられていたりするのですが、こういうのいいなぁ。
【第12話 疾走王女】
首無し騎士とスピード対決する話。
一瞬、デュラハンかと思ったのですが、そういうわけではないようですね。
自分の首を抱えているはずの首無し騎士が首を抱えていなかったんです。
その首を持っていたのは笹鳴病院を配下としている吸血鬼・ツェペリ。
令裡によると、ツェペリは首無し騎士の首を手に入れたものの、そのあとを追って本体が現れてしまったがために首の扱いに困っていたってことのようです。
正直、ストーリーよりも何よりもツェペリの服のはだけ具合に突っ込みを入れたくなりました。
ヒロと対峙しているときとか酷い。なんであんなにはだけてるんだろう。
【第13話 白黒王女】
シャーウッド姫が血の戦士を手に入れ、コウモリグモに襲われる話。
シャーウッド姫が手に入れた血の戦士はなんとパンダ。
動物園にいたパンダ・劉劉が死んで。それを血の戦士としてしまったんです。
シャーウッド姫から語られかけた「最強の血の戦士」の話。
ヒロはその最強の血の戦士となれるらしいのですが、その条件とはいったい何なのか……。
これまだ明かされていませんよね?気になります。
【第14話 洋上王女】
クルージング中に幽霊船に取り込まれてしまう話。
幽霊がはびこる船の中で知り合った人狼・キザイア。
キザイアとリザの父は戦友だったらしいですよ。
笛の音で船を呼び寄せ、船を沈没させていたのは人魚の仕業。
正確に声と引き換えに呪いの姿になる呪いをかけられた人魚が、笛で必死に救助を求めていたというのが正解のようです。
キザイアを助けるために、声を出してしまった人魚は死んでしまいます。
しかしそこに王族――姫の兄でエミール王子があらわれ、人魚を血の戦士として助けます。
キザイアはエミール王子の部下で、人魚の保護を目的で幽霊船に乗り込んでいたってことらしいです。
姫は王座には興味がないらしいのですが、自身の身にふりかかる火の粉を払ううちにきっと勝ち残っていくんだろうなぁ。
そして最後、吸血鬼らしい男に血を飲まれる拘束された姫が登場して今巻はおわり。
次巻もまた楽しみです。
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