ドラゴンラージャ 6 神力/イ・ヨンド(訳/ホン・カズミ)
ネクソンの反逆事件により、国王陛下から名誉の称号を授かったフチたち。だが、ハイブリーストに依頼された赤髪の少女の探索は、遅々として進まなかった。そんななかアフナイデルは、うばわれOPGを魔法で探そうと提案する。さっそく<光の塔>でスクロールを手にいれ、OPGを探索すると、なんと一行のもとに近づいているのだった。
反逆者の手に渡った神の力。神々の権能は、世界を救うのか。
それとも破滅へ導くのか!
気づけばドラゴンラージャも折り返し地点です。
月に1冊は読むようにしているので、今年秋ぐらいには読み終えられるかな?
私、この作品を読む度「新規の登場人物の紹介よりも過去の登場人物一覧を作ってほしい」と思っていたのですが、あったんですね。
ドラゴンラージャタイムズなるこの手のファンタジー系小説に多い読者の感想とか乗ったペーパーが今回張り付けてあって。そこに相関図があって今回はちょっと楽でした。
vol2になってるから本当は前巻からあったのかもしれません。図書館の本についていなかっただけで。
今巻は前巻の続きである
【第7章 港の少女】と
【第8章 人間の武器】が収録されています。
8章はこれで全部なのかな?
ちょっと中途半端っぽい気がするんですが、ストーリー的にはここで区切ってもそうおかしくないかな、と。
ネクソンやバンパイアの女・シオネと戦ったりするわけですが、フチの力の源であったOPG(オーガパワーガントレットでしたっけ?)が奪われたままなんですよね。
フチ自身頭のいい少年だとは思いますが、戦闘に関してはOPGに頼りっぱなしだったんですよね。一種の虚勢とでもいえばいいのか。
だからこそ、OPGのない今のフチは戦いのときに動けないと。
うーん、それが問題であるとわかっているから、カールはサンソンにフチに鍛えるよう頼んだんだろうなぁ。
そして赤髪の少女探しの続き。
前巻の感想書いたときに予想していた通り、やっぱりイルリルが見かけていたというオチでした。
やっぱりな、って感じ。
少女のもとに向かうため国王すら利用してしまうカールがすごいなぁ、と(笑)
ウンチャイが再登場したときにはテンションがあがってしまいました。普通に好きです。
というか表紙のウンチャイかっこよくないですか。
途中からフチ、ネリア、サンソン、イルリルはカールと別行動をとります。
テペリのブリーストを仲間に加え、イルリルが赤髪の少女を見かけた港町・デルハーパに向かいます。
新キャラ・ジェレイントが若干めんどくさい。
でもテペリのブリーストとしての能力は便利そうです(二択なら必ず正しい答えが出せる)。
シオネがカーライルで行っていた
実験が成功したらしく、赤髪の少女・レニの住むデルハーパもまた疾病に覆われてしまいます。
ディバインマークなるものを埋めるだけで街1つを混乱に陥れることが出来るんですから本当にすごいです。
なんとか街を通常の状態に戻し、カールたちと合流したってところで今巻は終了。
ネクソンの大それた野望やイルリルの旅の目的が明かされました。
物語的にはようやく折り返し地点です。
これからいったいどうなっていくのか楽しみです。
[1回]
COMMENT