ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 12 帰還/西義之
辛くもミックを破った梅吉達。これで今井とリオの救出作戦は成功かと思われたその時、さらなる追っ手が…!! そして開けつつあるムヒョとロージーの新たな可能性。そのキーワードである「アロロパシー」とは一体…!?
先月紹介したつもりだったんですけど、紹介していなかったんですね。
やっぱりいろんな作品紹介してると、もれがでてくるのは否めないです。
【第95条 帰還】【第96条 小細工】【第97条 ふりだしとアロロパシー】
梅吉と七面犬の救出部隊、人質だった今井さん、そして箱船の一員となっていたリオ先生が帰還する話。
前巻のラストでミックの魔の根が破壊されたところの続きです。
ミックが箱船に、禁書にすがった理由が明らかになります。ちょっと悲しいですね。
というかコルトロウ姉弟の年齢が明らかになってるんですけど、ミック意外と若いとかアイビー19歳ならあの格好もありかとかいろいろ思うところはあるんです。
が、そんな敵幹部クラスの年齢よりも味方サイドの年齢が知りたいと思うのは私だけでしょうか?
そしてリオ先生の身にふりかかった悲劇の真実が明らかになります。
確かにリオ先生の頼みを聞いてくれなかった魔法律家たちがいたのは事実です。
でもお母さんを襲った霊を操っていたのはティキだったんです。
すべては魔具師としてのリオ先生の力を借りたかったから。こればっかりは禁書の封印に関してはティキでは手がでなかったのでしょうね。
ビコ登場時のムヒョのセリフ、間違ってるんですけどいいのかな。
役不足ってのは、役者>役割。
意味合い的には「俺たちじゃダメだろう」ってことだから、この場合正しいのは役者<役割である役者不足。
誤用されやすい言葉ですし、作者も編集者も気づかなかったんだろうなぁ。
アロロパシーの説明がもうこのときにでていたんですね。すっかり忘れていました。
最後のほうで出ていたやつだけだと思ってました。
まあ、アロロパシーについては相互作用ってことらしいです。
お互いがお互いに影響しあい相乗効果を生むというか。
イメージ的にはソウルイーターの『魂の共鳴』。まあこちらはそう自由自在ではないのですけどね。
一息つくムヒョたちのもとに、ヨイチから吼千狭行き中止を知らせるメールが届いたところで次話へ。
【第98条 通行証】【第99条 ギンジ】【第100条 ここにある】
【第101条 鈴】【第102条 鎧】【第103条 ボビー】
通行証がMLSにあることが判明し、潜入する話。
まさに灯台もと暗し。
イサビのもとにあると思われていた通行証は昔協会に隠してしまったとのこと。
ロージーはMLSに仮入学してギンジという青年(少年?)と知り合ったりと展開的には若干ゆっくり。
ギンジは学生でありながら裁判官補佐となかなか優秀なようです。
兄貴肌というか。一生懸命頑張るロージーを無下にはできないようです。
次なる敵はミックの姉である「霊使いアイビー」。
彼女自身の攻撃力はそう強そうではないですが、札を無効化し、無数の霊を操るっていうのは中々手強そうです。
さらに彼女が母親から受けついだらしい何かが協会に眠っているよう。
うーん、どうなるんだろう。何度も読んでいるはずなんですがすっかり忘れてしまっています。
銀杏婦人(イチョウばばあ)なる天然記念物並みの悪霊が登場したところで次巻へ続きます。
次巻予告によると危機に陥ったムヒョたちのもとに助っ人が現れるよう。
誰だろ。五嶺さんとかかな?
楽しみです。
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