桃組プラス戦記 4/左近堂絵里
生まれ変わりの期末テストは「逆かくれんぼ」!!
そして待ってましたの夏休みに突入~★
テストに燃えたあとは、楽しい楽しい夏休み!
咲羽の実家に招待された祐喜は、生まれて初めて友達の家で過ごす夏休みに心躍らせていた。だがそこで、意外な事実が知らせることに…!
自分と友達の母親が姉妹だった…てことは?
紅と祐喜が表紙の桃組4巻です。
先日本屋で何気なくアスカを立ち読みしたんですが、すごいことになってましたね。長髪時代の咲羽とか何があったのかすごく気になります。
というか、まだ桜鬼編やってたんですね。
【第十六話 隠れ子奔走の日ノ章 前編】【第十七話 隠れ子奔走の日ノ章 中編】【第十八話 隠れ子奔走の日ノ章 後編】
期末テストの話。
普通の筆記テストだけでなく、合同テスト(帝王学科と普通科でダンスを教えあう、国文科と声楽科で漢文で書かれた歌を楽譜になおす、体育科と専科でバトルとか)も行われて非常に大変そうですが、楽しそうでもあります。
テストが終わったひと段落ついたかに思えたのですが、次に始まるのは、「生まれ変わり限定のテスト」。
今回は3体の鬼を見つけること。鬼は今まで祐喜がクリアした紅、宵藍、裏葉の3体です。
彼らを捕まえることができたら豪華賞品を手に入れることができるから、と生まれ変わりの生徒たちはがんばるわけです。
そしてなぜ、そんな豪華賞品がでてくるかというと、勝利に貢献した度合いによって各学科担当の先生たちのボーナスが決まるからなんだとか。
なんじゃそりゃ、って感じですが人間ってそんなもんですよね。
すごい楽しそうでした。
16話冒頭で、鬼たちがほぼシルエットだけとはいえ登場していますね。
紫鬼もでてたんですねー。謎が謎を呼ぶというか、正体こそわかるものの愛譚学園が作られた理由だとか気になります。
そんなこんなで夏休みに突入です。
【第十九話 猿、家路にてノ章 前編】【第二十話 猿、家路にてノ章 中編】
咲羽の家に行く話。
衝撃の事実があかされます。
あらすじにも書かれていますが、「自分と友達の母親が姉妹だった…てことは?」、つまり従兄弟。
そう祐喜と咲羽は従兄弟だったんです。
驚く祐喜ですが、それを知らなかったのは祐喜だけ。
咲羽は分がすぎると言わなかったらしいし、雪代たちは当たり前すぎて当然知っているものと思っていたと。
ありますよね、そういうこと(笑)
獣基が多く生まれる猿の家は、他の獣基がいない時代にも桃太郎のそばに控えてきた、と。
そんな猿の家の当主であり、祐喜の祖母である松穂が怖いです。
雪代曰く「猿の血と祖母の血に酔いしれている」とのこと。
そういうことがあるから、咲羽は家に寄り付かないんだろうなぁ。
家の間にあるらしい確執、それらはまた後で取り上げられている気がするのでその時にでも。
咲羽が何か企んでいるというか、何か画策しているようです。
謎のまま次巻へ続きます。
【番外編 春遠けれど桃園近くノ章】
中央庭園で祐喜を待ちわびていたころの思い出を語る話。
咲き乱れる桃に桃太郎を重ねていた彼らなんですが、ちょっと切ない。
中学生時代の彼らはきっと桃太郎と会う日を待ちわびていたんだろうな。
今が幸せっぽいし、咲羽が荒れていたらしいことを考えるといろいろあったんだろうなぁ。
いつの日か語られるといいな。
次巻もまた楽しみです。
というか、10巻もいい加減でないかなー。
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