桃組プラス戦記 7/左近堂絵里
謎の恋愛至上(めいわく)集団「国際科」との異世界(メルヘン)決戦を制した祐喜たち。
しかし! 息つく間もなく愛譚学園では人智を超えた“五大祭”の一つ、体育祭がスタート!! 優勝候補の筆頭は咲羽率いる「体育科」…ではなくて!?
想定外! な常勝集団に祐喜たちは勝てるのか!!?
『良い子』と『悪い子』の基準って何?
はじめ、少年陰陽師を読もうとしていたんですが時間が足りなかったので今日もまた漫画です。
ちょっと久しぶりな気がするけど気のせいかな?
【第31話 見よ吉月は青天、爆ぜよ雷動高らかにノ章 其の一】
【第32話 見よ吉月は青天、爆ぜよ雷動高らかにノ章 其の二】
【第33話 見よ吉月は青天、爆ぜよ雷動高らかにノ章 其の三】
【第34話 見よ吉月は青天、爆ぜよ雷動高らかにノ章 其の四】
メル「変」後日談と、体育祭の話。
シンデレラと親指姫が友達になったり、白雪が王子を拒むようになったりした過去の話なんかも語られています。
正直、西洋組があれだけキャラ濃いのは幼い頃から「ブラックアウトワールド」へ赴いていたからではないからなのかなーと思ってしまいました(笑)
シンデレラと人魚姫に引っ付かれて雅彦がいろいろ大変なことになっていたので、桔梗に紹介しようとしているんです。
が、咲羽の予想通り「三次元と一緒にしないでくれる?」と。
でもまあ、桔梗はリアルでルリ花を探しているわけで。三次元でもルリ花だったらきっと扱いは違ったんだろうな、とか思ってしまいました。
そして、裏葉と桔梗は生徒会に除名を申し出ます。
生徒会を運営しているのは明らかに鬼なんですが、二人は会長の手によって記憶を消されてしまったよう。
それは幼いころの記憶のようなんですが、それにいったい何の意味があるのかはまだ明らかにされていません。
というか、桔梗ったら裏葉を会長から守ろうとしているんですよね。なんか嬉しくなってしまいました。
裏葉の口から語られた桔梗の表情についてもいいなぁ、と。
さて、今回のメインの体育祭あらすじにある「体育科」をも超える優勝候補とはなんと「農業科」。
農業科VS連合軍でグラウンドをかけて騎馬戦を行います。
鬼の話で時々出てくる「血のブロック」。
それは鬼だけの話ではなくて、じいさんばあさんにもそれがあるんだとか。
本来「桃太郎」の物語では、じいさんばあさんは桃太郎を旅立たせたあとは出番はありません。
だから、桃太郎が、祐喜が大変な目にあっていても助けることは出来ないんです。
差し入れとか衣装協力とかは問題ないようなんですが、直接的な協力は出来ないらしく。
それゆえに、自ら立ちふさがって試練とした、ってところですね。
皆の協力を得て、祐喜はじいさんに勝利します。
でも、結局、普通科のグラウンドはグラウンドじゃなくなってしまうみたいですけど(笑)
次の鬼も登場しています。
「桃花乱壊」と書いて「さいあく」とルビ振ってあるんですが、字面だけでも祐喜にとって危険な相手だってことがわかりますね。
続きは知っているのですが、楽しみです。
【第35話 少女、午後カラ白昼夢警報ノ章】
雪代が七不思議に巻き込まれる話。
『影追い回廊のバタフさん』。
昼下がりに愛譚学生寮のエレベーターに一人で乗ると白昼夢の中に引きずり込まれてしまう、というもの。
七不思議というか、民俗学伝承学科(妖怪の子孫が集うという愛譚学園でも幻の学科)の関連じゃないのかな。コレ。
すごくそれっぽいんですが。
そして、獣基の家の確執も語られています。
桃太郎亡き後の各家に求められたのは、「呪いをも受け継いで生まれ変わってくる桃太郎のために獣基の子孫を残すこと」。
そのために、人間の血を入れた猿と、猿にならった戌、頑ななまでに純血にこだわった雉。
その対応の違いから確執を生んでしまったってことなんですね。
最後、祐喜が「桃の花が腐り落ちる夢を見た」という不穏な展開で今巻は終わり。
前述の通り、続きも読んでいるのですが、細かなところは結構忘れているので楽しみです。
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