桃組プラス 戦記 13/左近堂絵里
祐喜&羊原君VS野槌姉弟、ついに決着!
そして6番目の「鬼」登場――…!?
鬼7体中、第5の桜鬼まで攻略い成功した桃園祐喜。
攻略の恩恵により、2倍の力を手に入れた祐喜だったが、トラブル吸引体質も2倍になっていた!
その体質のせいで、野槌姉弟から学園の"害"とみなされ、決闘を申し込まれてしまった祐喜。
野槌姉弟との戦いの最中、羊原君の過去を知り祐喜は大きな決断をするのだが…!?
中々更新が出来ずにすみません。
この本も読み終わったのはだいぶ前なんですけど、感想書くのに3日くらいかかってしまいました(汗)
【第60話 竜潜月、魂風邪纏いて金色来たる。ノ章 其の六】
【第61話 竜潜月、魂風邪纏いて金色来たる。ノ章 其の七】
【番外ノ章~金色、亡羊ノ嘆ヲ証スル。】
【番外ノ章~蛇、ソノ逆鱗ト綻ニビ喝采ヲ。】
が収録されています。
完璧
前巻の続きです。
あらすじにもある通り、今巻に収録されているのは「福禄獣」と「蛇蠱獣」の話に終始してます。
前巻では羊原君は力が弱く、主のために福を呼び込む力はない、けれど自身を守る力程度はあるという説明をされていたんですが、それはなんと嘘だったんだとか(笑)
実際には数百年に一度生まれるかどうかというすさまじい力をもった金色の福禄獣だったらしいです。
前巻でちょっと怖いと思っていた羊原君の「食べたいもの」=「主の運命」ってことだったらしいですね。
「福禄獣」も「蛇蠱獣」もどちらも主を信頼し、同じだけの信頼を返されないと力に耐えきれず主の体は爆散してしまうんだとか。
羊原君は過去に兎の獣基の腕を爆破させてしまったこともあり、今まで主を持つことを躊躇っていたんだとか。
ですが、戦いの最中で2人はお互いの気持ちが同じであることを知り、契約に成功します。
羊原君の幸運パワーで忌憑き太夫の力の影響で強くなっていたトラブル吸引体質を今までの祐喜1人分に抑えることが出来、野槌姉弟の粛清対象から外れたためにバトルは終了します。
風紀委員のいいつけで、他の科から助っ人を呼べなかった祐喜でしたが、契約の時に立ち上がった金色の光によって自体を察した獣基たちがやってきます。
咲羽にぶんなぐられてふらつくぐらいですんでる野槌弟。雅彦も言ってますが、さすが体育科といったところでしょうか。
舌戦も強い咲羽とやりあえる笑男すごいわ。
羊原君と契約出来て、体質も抑えられてめでたしめでたし、とはならないんですよね。
(野槌姉弟の新たな粛清対象にも笑いましたが、それはまあ本題じゃない)
羊原君の過去回想でも登場した"あの方"とはなんぞや、ってのもあるんですがそこから先ですよね。
そこからの帰り道に羊原君は生徒会の方に出ちゃうんです。
副会長(=推定・残りの鬼の1匹)と遭遇してしまい「羊原君逃げて――!?」と思いきやそんな雰囲気じゃない。
その後の会話かして会長とも既知であり、以前会長が意味深に呟いていた「可愛い小鬼」=羊原くん。
2人の会話に角云々ってあるので「他に角のある動物って……」って考えてしまいました。
とりあえず十二支なら牛、辰あたりですが、牛は紫鬼の牛鬼とかぶるからないかな?
この作品なら馬(ユニコーンとかも)ありえるよなとか色々考えてました。
ちらちら見え隠れするロン毛の咲羽だとかも気になりますし、今回羊原君が感じたという「澱」も気になるところです。
次巻の発売もまたしばらくあとのことになるんでしょうが、楽しみです。
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