絶対可憐チルドレン 10/椎名高志
超度(レベル)7の巫女エスパー、セラとの死闘がついに決着!!
小学5年生に進級した3人娘(チルドレン)の前に兵部京介が現れ、緊急事態に!!
さらに美人女子高生エスパー・梅枝ナオミの大活躍などを収めた怒濤の第10集!!
ちょっと久しぶりの絶対可憐チルドレンです。
表紙はナオミちゃんです。
【1st sense.国王陛下のチルドレン(4)】【2nd sense.国王陛下のチルドレン(5)】【3rd sense.国王陛下のチルドレン(6)】
オババさまVSチルドレン。
国王陛下と巫女セラの結婚を認めてもらおうと戦います。
えっと、この巫女ってセラでいいんですよね?
目次ページの「前巻までのあらすじ」だとサラになってるんですよ。私の持っているの別に初版じゃないんだけどなー。
勝負はなんとも力の抜ける終わり方をします。
ちょっと気になったのは超度7の説明。
「超度は6を超えると計測不能」つまり「計測不能=超度7」ってことのよう。
99の力まで計測できるとしたら100でも1000でも計測できないから超度7と判定されるってことなんですね。
何度も読んでいるはずなんですが、読み流していたみたいですね。
薫たちの未来。
あの予知をしているのは伊号だけではないんですね。
歴代おばばさまたちもそう予知し、兵部がそれを知るのは伊-八号なる物体から情報を得ているからのよう。
それの正体はこの巻の最後のわかるのでそのときにでも。
兵部曰く、不二子さんの考えは間違っていないんだとか。でもチルドレンたちはまだ子供すぎるので早すぎるってことらしいです。
【4th sense.絶対可憐ワイルド・キャット(1)】【5th sense.絶対可憐ワイルド・キャット(2)】【6th sense.絶対可憐ワイルド・キャット(3)】
非行に走ったらしいナオミちゃんを監視する話。
えっと、冒頭の賢木先生のつっこみはたぶんほとんどの人がしたんじゃないかな。
なんでおっさんのシャワーシーンなんて描写あるんでしょう。これが皆本さんや兵部、賢木先生あたりならそこまで気にならないかと思うのですが、谷崎主任だからなぁ。
……ナオミちゃんはもう谷崎主任訴えればいいんじゃないかな?と思いました。
ストーカーであり、セクハラでパワハラでともういいとこないじゃん。
そんな最低な谷崎主任でもちゃんと感謝の念を覚えるあたり本当にナオミちゃんはいい子です。
二面性がありすぎますけどね(笑)
【7th sense.とっておきの日(1)】【8th sense.とっておきの日(2)】【9th sense.とっておきの日(3)】【10th sense.とっておきの日(4)】
兵部少佐とチルドレンが遊園地に遊びに行く話。
チルドレンたちが4年生から5年生へ進級し、それのお祝いと称してデートというかおでかけというか、そんなことをします。
学ランじゃない兵部という珍しいものが拝めますよ。
これ、体格的にも趣味的にも葉くんが貸したんだろうなぁ。
桃太郎も再登場してます。ちなみに私の脳内では桃太郎はちゃんと釘宮ボイスで再生されてます(笑)
チルドレンたちは、強い超度のエスパーであるがため遊園地で遊ぶということができなかったよう。
この世界は高超度エスパーに対する制限がけっこうあるんですよね。
それだけエスパーがすごいってことなんでしょうが、遊びたい盛りの小学生であるチルドレンが遊園地にも行ったことがなかったってのがちょっと悲しかったです。
遊園地で遊んだあと、皆本さん家でご飯食べたりともう兵部がやりたい放題なんですが、やってることは間男な兵部を見張っていた真木ちゃんが可哀想でした(笑)
兵部の過去も少し明かされています。
額の傷の理由、犯罪者としていきることになったであろう原因などがわかります。
そして、伊-八号の正体も。
伊-八号は死んだイルカの脳。伊九号の仲間のエスパーイルカで、兵部がパンドラのリーダーとして世界を滅ぼすという予知がなされていたのですね。
だから、危険を排除するために慕っていた隊長に殺されかけたってことらしいです。
皮肉にもそのときの銃弾が原因で複数の能力に目覚めたってようですけどね。
あまりにもさらりと語られていますが、そう簡単に語れるようになるまでは長い時がかかったんだろうなぁ。
実は、チルドレンと皆本さんが出会って(というか担当になって)1年がたったのだとか。
その記念に、と写真フレームがついたオルゴールが残されます。
それを見て過去に思いを馳せる未来の薫たち。
本当にこれから先どんな未来が待っているのか気になります。
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