べるぜバブ 20 男鹿VS古市/田村隆平
悪魔を呼だして力を借りることができるティッシュを使い、調子にのる古市! 神崎、姫川を瞬殺し、東条さえも倒してしまうが、ティッシュには危険な副作用があった…。そしてついに親友・男鹿との対決が!!
近いうちに紹介したいとか書いておきながら
前巻を紹介したのは今年1月のこと。
気づけば半年以上たっていました。
【バブ171 古市VS神姫!!】【バブ172 古市VS東条】
【バブ173 男鹿VS古市】
古市がティッシュで悪魔を召喚しまくって戦いを挑む話。別名「古市バニック」の続きです。
前巻はティッシュでヘカドスを召喚→三木・MK5あたりを瞬殺→神姫に喧嘩うる→ティッシュが抜けてピンチ→ティッシュIN→アギエルちゃん召喚!
まででしたか。
アギエルちゃんが葵ちゃんに抱き付いたり、神崎・姫川を瞬殺したりしながらもこの契約の追加ルールが説明されてますね。
召喚された悪魔は人や物に触れられないし、古市のそばから離れることも出来ないし、他の人間には見えない存在である、と。
さらに、古市の体を自由に動かすことが出来るものの、あくまでも主導権は古市にあるので、古市が拒めば無茶は通らないようです。
そして古市の体へのダメージは魔力が通っている間はないものとされるのか軽減されるのか、問題なく動くことが出来るらしいです。
で、神崎・姫川のあとはなんとVS東条さん。
エリムちゃん(見た目幼女、とんがり帽子に杖持ってるので魔女っ子っぽい)は即チェンジしてるのは別にいいんですが、その次に出てきたのがまさかのジャバウォック(笑)
古市が驚くのもわかります。
東条さんのセリフにすごく滾りました。
「やっぱ強かったんだな お前…」
これって東条さんが古市のことを強いと思ったことがあったってことですよね?
閑話休題。
東条さんは善戦するもののジャバウォックの前に倒れます。
そして、屋上から戦いを観戦していた男鹿にラミアの口からこのティッシュの副作用が説明されます。
ティッシュに含まれる毒素で良くて失明、最悪死に至る、と。
それを知った男鹿は古市を止めるために動き出します。
が、お前ら危ないってわかってるの?と言いたくなりますね(笑)
全く意味がわからないポコペン事件その1にページ割いてたりとか。
(でもその2がどんな話だったのかが気になる)
古市が召喚してる悪魔は由緒正しきクソ家のクソブラーさん(笑)→ウァバム(犬)→ベヘモットへと変遷していきます。
男鹿にとって古市は友人として大事な存在なんでしょう。
だからこそ、古市の好きにさせているものの、失いたくはないからティッシュのデメリットを伝えるわけですね。
ですが、古市はそのデメリットを知っていました。
最初に呼び出したヘカドスに聞いたとのことなんですが、ヘカドスがpixivで「優しい悪魔」扱いされるのはこのセリフを深読みしたのが「何それ萌える」ってなってユーザー間で共通認識化→鷹宮編での智将殿呼びとかにキター!ってなったんだろうなぁ。
ここでようやく古市の思いが告げられます。
今まで古市の扱いは非常にひどいものでした。
正直、ギャグとして扱っていいレベルは超えてるよな、と。
ロリコン呼びとかそうじゃないですか。その場限りならネタとして楽しめるけど、それが呼び名として定着してしまっているのはまずいと思うんですよ。
古市が取り繕うというか、気丈に振舞っちゃうからあれですけどいじめと見てもいいレベル。
だからここで古市がキレたのは当然だと思うんです。
古市って自分の芯がしっかりあるというか、どうでもいいと思ってることならどれだけ傷つけられても気にしないけど、大事なものを傷つけられたら怒るタイプだと思うんです。
自分が拉致られたことは気にしないし、その後は姫川とも仲良く出来ちゃうあたりそれっぽい。
今まで古市には彼らに対抗するための力は頭と口しかありませんでした。
今回のティッシュで、対抗する力を手に入れたからたとえ自身が死んでも主張を貫こうとするわけですね。
ベヘモットを憑依された古市VSスーパーミルクタイムの男鹿の戦いは男鹿の辛勝。
この戦いで男鹿は大事なことを思い出します。
それは「古市は男鹿が一番強いと思った存在」だったということ。
【バブ174 たつみ君とたかちん】【バブ175 強えじゃねーか】
男鹿と古市の出会い編。
この話が掲載されるまで、男鹿と古市は赤ん坊のころとかせいぜい幼稚園くらいからの付き合いのいわゆる幼なじみだと思っていたんです。
が、この2人が出会ったのは小5のことだったんです。
正直、古市すごいわ、としかいいようがなかったです。
この頃、男鹿の姉・美咲さんは5つ上のはずだから高1?
だから美咲さんは初代烈怒帝瑠として活動していました。
男鹿は烈怒帝瑠メンバーのたまり場に出入りして「お楽しみ会」と称して抗争に参戦したりしていたんですよ。
その男鹿の隣に並び立とうとしたということ自体がすごい。
三木は横でなく、後ろについていこうとしたから拒まれたのかなぁ、なんて思ってしまいました。
そんなこんなで古市の認識が少しマシになってこの古市パニックは幕を下ろします。
ティッシュはグッチャグチャになった上にヒルダに返却されたのでこのまま出番を終えると思ったんですけどね……。
【バブ176 季節はもう冬】【バブ177 クリスマスがやって来るのダ!!その1】
【バブ178 クリスマスがやって来るのダ!!その2】【バブ179 開幕!聖セントX'mas!!】
本物のサンタがやって来るという聖石矢魔のクリスマスイベントに出場する話。
イベントは男女ペアで出場することになるんですが、今回のヒルダさんは記憶喪失バージョンのデレダさんです。
ぶっちゃけデレダさんあんまり好きじゃないので……。
イベントに出場するペアは以下の通り。
男鹿・ヒルダ、東条・静御前、出馬・葵ちゃん、神崎・パー子、古市・寧々さん。
あとカズくんと梓ちゃんも出場していますが、ホントお前らもう付き合えよって感じで甘いです(笑)
古市が恋愛禁止の掟がある烈怒帝瑠の寧々さんと出場できたのは、今までずっと持っていたカードを切ったから。
「初代の掟・恋愛禁止!」なら初代が許可出せばいいんだろ?と。
初代は散々出てますが美咲さんです。しかもあの性格ですよ?簡単に許可が出るに決まってます。
古市が美咲さんの番号知ってることは全然おかしいことじゃないんですが、初代=男鹿の姉だと知らなかった烈怒帝瑠メンバーからしたら驚愕ですよねぇ。
で一回戦『二人三脚デスマッチ』。
ようは妨害ありの徒競走なんですが、一気に104組から16組までふるい落とされるわけです。
久しぶりに男鹿の外道っぷりを見た気がします。
聖石矢魔の一般人が多く出場しているのに、普通にゼブルブラストぶっ放してますから(笑)
古市は察して避けてて、カズくん&梓ちゃんペアにも警告してるんですが、カズくんの名字って山村じゃなかったですっけ?
山本になってるんですけど。
まあ、これ初版だし仕方ないのかもしれませんね。
この巻って初版限定でポスターやら古市の名(迷)言集ついてるので、そっちに力を入れすぎちゃったのかな?
神崎・パー子ペアは一周回ってお姫様抱っこでゴールとかしてるんですが、ものすごく愛おしいです(笑)
上であげたペアは全員生き残ったってところで、次巻へ続きます。
おまけのQ&Aコーナーでフライングしてるのあるんですが、そういうのって中々ないですよね。ちょっとびっくりしてしまいました。
本当は名言集についても感想書こうかと思ったんですが、長くなりすぎたので割愛します(笑)
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