結界師 3/田辺イエロウ
「負けたくない!」
お互いに意識しあう幼なじみの良守と時音の結界師としての修行の日々を描いた「良守の日々編」と、斑尾とその旧友・鋼夜の壮絶な過去と今を描いた「斑尾と鋼夜編」などを収録した、妖結界バトルストーリー第3巻!!
結界師も3巻なので、田辺さんのカテゴリ作りました。
この作品も終わってしまったので、ちょっと寂しいですね。
というか、今週妖怪系の作品ばっかりだ。
【第17話 良守の日々(前編)】【第18話 良守の日々(中編)】【第19話 良守の日々(後編)】
良守が修行する話。
良守と時音、2人が使う術はどちらも同じものなんですが、性格の問題なのか、才能の問題なのかやっぱり得意不得意があって。
お互いの長短を知り、「もっと強く」と望む話です。
良守の長所はパワーとスタミナ、短所は緻密さ。
時音の長所は繊細さと応用性。短所はスタミナとパワー。
お互いがお互いの長短を補っているわけです。
自分の弱さを痛感し、さらに修行に力をいれるわけですね。
でも、良守ってちょっとおバカだから変な方向に努力がいってしまいそうです(笑)
【第20話 4世紀ぶりの再会】【第21話 銀露と鋼夜】【第22話 庭】
【第23話 山犬たち】【第24話 別離】【第25話 再封印】
斑尾の昔なじみが登場する話。
はじめはめちゃくちゃ弱そうな桃太郎とお供たちっぽい妖たちが登場するんです。
が、それは前座でしかなくて。
鋼夜という強い化け犬が親玉なんですが、鋼夜は斑尾の生前からの相棒でひどく人間を恨んでいました。
住んでいた山を荒らされたこと、唯一の相棒であった斑尾をとられたからってのもあったんだろうなぁ。
昔の仲間だからと引導を渡そうとするわけですが、鋼夜の強さを知る斑尾は封印をといて戦うわけです。
烏森の力について少し書かれてますね。
鋼夜の願いを叶えるかのように疲れきった斑尾に戻った力。
そして、加速する死。
この時点では烏森についてはほとんど謎ですからね。
良守が驚くのも無理はないです。
鋼夜を倒して一件落着とはいきません。
封印をといた斑尾を再封印しなければいけなくて。
念糸なる糸状の結界を使って再封印するわけですが、良守はまだ念糸の扱いになれていなくて。
どうなってしまうのか、とちょっとハラハラしながら読んでました。
【第26話 黒い悪魔】
台所に現れる黒い悪魔の話。
ようはあれです。ゴ○ブリ。
雪森家の台所にGが現れ、退治するのに墨村家にSOSを求めたのですが、たまたま良守しかいなかったために良守がG退治に駆り出されます
時音に頼られて(しかも風呂上り)、恋する少年としてはドキドキもんですね(笑)
結界術についての新しい情報なんかも描かれています。
空間指定と条件指定だとか説明されていますが、ぶっちゃけこれは覚えてなくてもなんら問題ないですね。
さて倒そうとしたところで、時音に突き飛ばされてGを体でつぶしてしまって……という笑うべきなのか悲しむべきなのかよくわからない話です。
正直な話、北海道在住なのでGの恐怖が全くわかりません。
なので、「良守ったら可哀相に……」程度しか思えませんでした。
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