結界師 7/田辺イエロウ
烏森を狙う妖の組織「黒芒楼」。
その刺客たちがついに白昼の烏森学園を強襲。
迎え撃つ良守と時音、そして限との死闘が始まった!
一方、兄・正守は裏会の最高幹部会「十二人会」のメンバーに昇格。
墨村兄弟の新たなる闘いを収録した妖結界バトルストーリー第7巻!!
今月本当に小説読んでいなくてやばいなと思いつつもなかなか読む時間がとれません。
やりたいことが多すぎるんですよ。本当に1日が26時間くらいになってくれたらいいのに。
【第56話 最後の称賛】
良守の担任の先生が猫の幽霊にとりつかれる話。
なんだか初期っぽい話ですね。
昼間の学校とはいえ、あまり長い時間校内にいるのは問題ですから良守がどうにかしようと動きます。
猫は学校の周りをうろついていた黒い野良猫。
先生はその黒猫を誉め殺して少しずつ手懐けていたんですね。
しかし、猫は事故で死んでしまって。
最後に誉めてほしい。そんな思いが猫を現世に留まらせていたってことなんですね。
その後、今度は雀にとりつかれる先生ですが、もうほっといていいんじゃないでしょうか(笑)
なんてことない1話完結話ですが、良守と限の対応の違いなんかもわかりますね。限もいっていますが、やっぱり良守は甘いんです。
時音もさっさと退治しそうですよね。
【第57話 中高のプリンス】【第58話 八王子君也】【第59話 烏森で一番】
時音のもとに近隣女子校生の憧れの少年がやってくる話。
八王子くんは脳男なる妖にとりつかれ操られていました。だからこそ時音は大人しく人気のないところまでついていったわけですね。
そして、その2人を追う良守と限ですが、良守は2人がつきあっているのではないかと恐慌を来してしまっていて(笑)
限ももうちょっとはやく教えてあげればいいのにと思いました。
脳男ってなんか聞いたことあるなーと思ったのですが、そういうタイトルの
小説があるんですよね。
読んだことはないのですが気になっていた時期があったので聞き覚えがあったんですね。
閑話休題。
脳男の目的は情報。時音を操ることで時音の記憶や良守たちに探りをいれようとしていたのです。
そんな脳男から敵は黒芒楼という組織で、そいつらは人間に近い考え方をしているということを聞き出します。
時音の容赦なさはすごいです。とりあえず58話の最後、蔑むんだ感じの「ハッ。」はヒロインのする表情じゃない気がします(笑)
【第60話 じじいの夜】【第61話 十二人会】
良守が風邪をひいてしまいおじいさんが仕事をし、兄・正守の行動も描かれる話。
以前、おじいさんが人皮を預けていた人物からの結果報告もされています。
皮を被ることで、妖の気配をたち昼間でも行動できるようになるんだとか。
しかしながら、まだ改良の余地のあるものらしく、力を使うと壊れてしまうってことらしいです。
黒芒楼が妖たちに持ちかける報酬は「人間にしてやる」というもの。
見た目だけは本当に人にそっくりな人皮ですから、実際にそうなったらまずいわけですね。
そして一方の正守は、裏会の幹部・十二人会へ加わります。
幹部会は化け物の巣窟。
正守が幹部会に加入したのは、烏森を守るためのようなんですが、自ら茨道を進んでいきそうな兄にちょっと怖くなりました。
【第62話 ずっと】【第63話 宣戦】
【第64話 交渉】【第65話 火黒】
昼間の学校に黒芒楼の妖たちがやってくる話。
黒芒楼側の様子も少し描かれています。
藍緋がコマによってあんまり可愛くなくて残念。この人結構好きなんですが。
新型の人皮を被ったのが灰泉、赤亜、茶南、波緑。
そして、旧型の人皮で飄々とした態度を崩さないものの一番力があるであろう火黒の5名。
こう並べてみると黒芒楼って今のところみんな名前に色が入っているんですね。
深夜の会合を持ちかけてきた火黒たちですが、もちろん話し合いがそう上手くいくわけがなく。
火黒の強さを警戒した限は逆に返り討ちにあってしまいます。
そして、4人に呪力封じの結界の中に閉じこめられてしまいます。
限は大怪我を負ったまま放置されているし、結界術の使えない結界師なんて運動神経のいい人間でしかないわけです。
なんとも続きの気になるところで今巻は終了です。
なんとなく覚えてはいますが、早く続きが読みたいです。
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