結界師 11/田辺イエロウ
黒芒楼の攻撃をなんとか押し戻した良守たち…
しかし、志々尾限の命は火黒の手によって奪われた!!
限を助けることができなかった良守は黒芒楼を、そして火黒を倒す決意をする。
正守の率いる夜行もまた烏森防衛のために動き出した。
再び来襲する黒芒楼との決戦の行方は…!?
バトル超白熱の妖決壊ストーリー第11巻!!
数日前に読み終わっていたんですが、ようやく紹介出来ました。
その日のうちに紹介できるようにしたいですね。
【第96話 葬列】
【第97話 一緒に】
【第98話 黒芒への道】
【第99話 裏山の鴉】
【第100話 夜行の面々】
【第101話 小競り合い】
【第102話 再来】
【第103話 迎撃】
【第104話 黒芒の俘虜】
【第105話 孤軍】
が収録されています。
前巻紹介時に、続きはあまり間をあけずに紹介したいと書いてるんですが、前巻を紹介したのが昨年11月。
だいぶ空いてしまいましたね。
前巻は志々尾が死んでしまったところまででしたか。
今回はその志々尾の葬儀から始まります。
なんというかものすごい複雑です。
志々尾の家族からしたら志々尾の存在は持て余していたけど、夜行で仲間たちと元気にやっていたと思っていたのでしょう。
いつか帰ってくることがあってもまさかこんなに早く物言わぬ姿で帰ってくるなんて、ってところなんでしょうね。
志々尾のお姉さんはやりきれないんだろうな。
たった一つの過ちが、姉弟の中を切り裂いて志々尾が手紙の受け取りを拒否していたがために、したためた思いも届かなかったわけですし。
良守たちと触れ合っていい意味で成長していっていた志々尾。
もうちょっと時間があれば、お姉さんの手紙も読めたんでしょうに……。
で、黒芒楼からの襲撃に備え、志々尾の敵討ちのためにも夜行総力戦で警戒にあたります。
この巻でようやく、閃ちゃんが登場します。
影宮好きなんですよー、ツンデレ気味で可愛くて。
裏表紙のフード付きオレンジコートが可愛いです。
それにしても初期の閃ちゃんがすっごい生意気ですね。
いや、閃ちゃんってだいたい生意気なんですけど、嫌な感じの生意気というか。
なんていうのかな。変に達観してしまっているというか、自分の実力をきちんと把握しているととるべきか。
影宮は妖混じりといいつつもそこまで攻撃力があるわけではありません。
同年代の中ですば抜けた強さだった志々尾が叶わなかった相手に自分が叶うわけないとも理解しているからか……。
守りを固める烏森に、黒芒楼の奴らが攻めてきます。
夜行のメンバーもいることもあり、戦況は結構混乱していました。
そりゃあ、他の黒芒楼のやつらも倒してますが、火黒は仇です。
だから、火黒を倒すために良守は敵に連れ去られることを選ぶわけですが、それに閃ちゃんも巻き込まれてしまいます。
まあ、閃ちゃんったら良守が気になってこっそりあとを追いかけてしまったから……。
素直に持ち場にいれば、そんなことにはならなかったんでしょうね。
閃ちゃんは地下牢にぶち込まれて、良守は黒芒楼の城の維持をするように迫られますがそう簡単にいうことを聞く訳もなく。
消耗戦に陥ったところに松戸平介が現れて拘束をやぶってくれます。
松戸の目的はこの時点ではまだ語れていないのかな。
松戸の目的はとある人物を倒すこと。彼と良守では標的が違うので良守の拘束は解いてもらえたってところみたいです。
良守と松戸。
それぞれ城の中を走り回り目的の人物を捜す、ってところで今巻は終わり。
今度こそ近いうちに続きを紹介したいです。
[2回]
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