よろしくマスター 1/筑波さくら
クリスマスはひとりぼっち…。そんな女子高生・くるみの前に「オレは貴女の"トナカイ"です、サンタクロース様」と、突然現れたカイト。彼とくるみは目に見えない運命(?)の手綱で結ばれていて――!? 不思議で素敵な♥"主従関係" 主人(マスター)&下僕のクリスマス☆ラブロマンス。
よろしくマスター 2/筑波さくら
くるみは"トナカイ"に変身する家系のカイトと見えない手綱で結ばれている女子高生サンタ。クリスマスが過ぎても主従関係が続く二人の前に現れた黒サンタの目的は!? カイトの兄リヒトはサンタの下僕化を好んでいなかったがある日…!? クリスマス☆ラブロマンス第2巻!!
よろしくマスター 3/筑波 さくら
女子高生くるみは"トナカイ"に変身するカイトと目に見えない手綱で結ばれたサンタクロース。冬が過ぎても不思議で素敵な主従関係を続ける二人に、"トナカイ"の発情期の春がやってきて…!? ハロウィンが近づく頃、くるみの前に現れたナンパな"トナカイ"アルトとは!?
毎年この季節に読みたいと思っていたものの、ずっと読めていなかった作品です。
これで筑波さんの作品紹介記事3つ目なのでカテゴリ作りますね。
表紙画像を見てもらえるとわかると思うんですが正式なタイトルには「よろしく」と「マスター」の間に鐘が入ります。
1巻には
1~3話と吸血鬼が主人公の読みきり
『甘い咬みあと』が、
2巻は
4~7話と男子校の生徒が女装して隣の女子校へ手紙を届ける
『エデンの扉』。
3巻は
9~12話と
ペンギン革命に登場する奈良崎さんの番外編
『夜明け前~奈良崎譲物語~』が収録されています。
今まで私がこの作品を読んでいなかったのはきっと『夜明け前』がこちらに収録されていたからですね。
他は完璧読みきりですが、それだけは番外編。ペンギン革命よりあとに紹介したかったんだと思います。
まあ、ペンギン革命を読んでいなくても大丈夫なように、きちんと説明されているのでこちらを先に読んでも大丈夫だとは思いますが。
おもしろかったです。
筑波さんの作品って、最初から最後までお互いの矢印がお互いに向いているんですよね。
途中で、横槍いれてくるキャラとか試練を与えてくるキャラはいるんですが、その程度。
揺るがないんですよ。だから安心して読むことが出来ます。
腐女子としては、リヒト兄ちゃんと館山くんの関係が非常に好みでした(笑)
ケンカップル、ともちょっと違うのかなー。
xxxHOLiCの百目鬼くんと四月一日みたいな。
ケンカしていてもお互いを認めている感じ。
少女漫画だし、仕方ないんだけどもうちょっとこの2人にもページを割いてもらいたかったなぁ。
この作品、3巻が出たのが2009年4月のことなんです。
基本1話完結ということ、掲載紙(LaLaDX)が季刊誌であることなんかもあってか不定期連載なんだとか。
もしかたしらいつの日か4巻が発売されるかもしれませんね。
筑波さん自身最近新刊を発売されていないので、気長に楽しみに待ちたいと思います。
[2回]
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