忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【漫画】渡辺 祥智」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

docca 2

docca(2) (アヴァルスコミックス)docca 2/渡辺祥智
虹ヶ丘町の七夕は…ちょっと訳アリ☆
やっと馴染みはじめた「どっか」な出来事。
でも虹ヶ丘町にはもっと複雑なナゾが…?
軽妙洒脱!待望第2巻!


以前紹介した作品の続編です。
裏表紙の幼少守屋先輩がその向こうの向こう側のヴィリットにしか見えない。
目の色とかはさすがに違いますけどね。


【#6 あるひ】
まひるの日常を描いた話。

まひるはえっと母親のいとことそのおばあさんのところで下宿しているんです。
下宿の定員がどれくらいなのかもよくわかってませんが、とりあえず「どっか」からやってきた魔女・ムムさんが下宿仲間なようです。

まひるの弟・正午くんは体が弱いって設定ですが、そのうち遊びに来るんだろうなぁ。
でもこの感じだと本当に虹ヶ丘町が「どっか」と繋がっているってのは有名な話だったんですね。
まひるちゃんは世間知らずなのか……。


【#7 三丁目の勇者】
「どっか」からやってきた剣を抜く話。

まあ、この剣に関してはメロウから来たということがすぐわかるんですけどね。
ラーメン屋の前に落っこちてきたから、抜いた人にはラーメン1年間食べ放題券がプレゼントされることになったり、伝言ゲームがわけわかんないことになったりとグダグダな話。

メロウの英雄さん、わりと好きです。
この人、再登場しないかなー。

これくらいグダグダな話も渡辺さんらしいですね。


【#8 星の日】【#9 星の人】【#10 想像創造妄想】
七夕の話と先輩たちの過去が少し明らかになる話。

7月7日というのは虹ヶ丘町が「どっか」と繋がった日なんだそうです。
そして、「流れ星」によって犠牲者が出た日。

そうですよね。前巻でまひると八王子くんが見に行った「流れ星」はかなり巨大なもの。
あれがいきなり空中に現れ落ちてきたというのなら逃げられず犠牲になった人物がいてもまったく不思議じゃないんですよね。

そして、その事故現場に守屋先輩と星川先輩は居合わせていた、と。
星川先輩については、すごく悲しいとしかいえません。

守屋先輩が気付いていない仮初の平穏。これで守屋先輩が気付いてしまったときいったいどういうことになってしまうのでしょう。
今でさえ、かなり不安定なのに下手したら壊れちゃうんじゃ……。

さらに、烈花の過去もちらりと。
烈火の写真立てに飾られている写真にうつっているのは幼い烈火と博士ともう一人。
その人こそが「先生」であり、先生は「どっか」にいってしまったってことなんだろうな。
そして烈火は先生を探しに「どっか」に行きたいと。


この辺を読んで思ったのは「やっぱり」でした。
いや、今までの渡辺さんの作品傾向上、ただのほのぼので終わるわけないんですよ。
銀の勇者のアルしかり、funfun工房のピスターシュ王子とマリーしかり、その向こうの向こう側のヴィリットしかり、花全般しかり。
ぜったい、どこかで救いようのない悲しい出来事を入れてくるはず、と覚悟していたんです。
……それでもやっぱり重いし悲しいなぁ。


【#11 夏休み】
みんなで思い出作りをする話。

「docca」は虹ヶ丘町から外に出れないから、八王子くんのために海ごっこをするんです。
その光景自体はほのぼの平和な感じなんですが、星川先輩と守屋先輩の会話がすごく意味深。
前話で星川先輩の秘密が明らかになっているからこそ、そう感じるんだろうな。


この作品がどこまで続くのかわかりませんが、少しでも幸せな終わりを迎えてほしいです。

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[2回]

funfnu工房 全4巻

fun fun工房 1 (花とゆめCOMICS)funfun工房 1/渡辺祥智
親友千夜と喫茶店funfun工房(ファクトリー)で「魔女ベリー」入りパフェを食べたみちる。すると空からケーキが降ってくるマジカル体質になっちゃって、大パニックに!! 店のチーフ苑央の話だと、みちるに取りついた魔女はさらに10人の「星の従者」に魔法で災厄(イタズラ)をもたらすそうで……!?
fun fun工房 2 (花とゆめCOMICS)funfun工房 2/渡辺祥智
次々見つかる「星の従者」たち。みちるに取りついた魔女の呪いで、「みらぱれ」の歌をきっかけに魔法が発動してしまい、あちこちでパニックが! みちる達は魔女の目的を探っているけれど、答えは謎のまま。そして、とうとう10人目の従者が見つかり、力を蓄えた魔女はみちるを……!?

fun fun工房 3 (花とゆめCOMICS)funfun工房 3/渡辺祥智
探していた星の従者10人が見つかり、ついに魔女に体を乗っとられてしまったみちる! 栄先輩と右京も猫に変えられて大ピンチ!! そこへ駆けつけた左京は…!? 一方、f工房(ファンファンファクトリー)では苑央さんが倒れ、『あの人』の姿が…。対立する魔女(マーリー)と『あの人』の因縁を知るため、みちるは…!?

fun fun工房 4 (花とゆめCOMICS)funfun工房 4/渡辺祥智
魔女(マーリー)と猫王子(ピスターシュ)の魔力対決に巻き込まれた、みちると10人の従者達! 魔力を増大させるために力を奪われ深い眠りに落ちていく左京を、みちる達は救えるのか!! そして新たな魔の手は、栄先輩にも……!? さらに今明かされるマーリーとピスターシュの確執は……!? 感動の最終巻(ファイナル)登場!!



久しぶりの渡辺さんの作品です。
あと紹介してないのはなんだろ。銀の勇者とからっと!かな。
それもそのうち紹介したいと思います。


さて本編の感想をば。
あらすじにもあるとおり、この作品は魔女の呪いにかかってしまった少女・みちるちゃんと従者として呪いに巻き込まれてしまった10人の少年(一部青年)たちの話。
星の従者の10名は下記の通り。

・塚本左京 クラスメイト 体が甘くなる(匂いもあり)
・折原栄 ちょっと不思議な先輩 ほうきで空をとべる
・永倉久遠 可愛い先輩 甘いものを食べると怪力になる
・塚本右京 左京の弟 甘いものを食べないと倒れる
・今泉心 インディーズバンド・パラキートのヴォーカル 人がかぼちゃに見える
・吉原和臣 左京の友人 垂水が消した甘いものが降ってくる
・垂水純一 funfun工房のバイト 甘いものを消してしまう
・鈴木律也 パラキートのベース 甘いものに近づくとくしゃみがとまらない
・杏堂生弥 お兄ちゃん気質の先輩 ミラパレを歌うと子どもに、甘いものを食べると元に戻る
・神代青司 ファッションブランド社長 一時的に星の従者の姿になってしまう


これだけ個性的なメンバーに囲まれ、逆ハー要素満載なのにも関わらず、恋愛要素は皆無というんですから逆にすごいです。
どちらかというと腐女子好みな作品かも。
青司さんと久遠先輩とか、左京右京と京平さんとか。彼女いるらしいけど、三枝さんと苑央さんとかもありかな……。
改めて思い出すと渡辺さんってほとんどの連載作品にそういう要素ありますね。
まあ私が腐女子だからそういう風に感じるだけかも知れませんけどね。


正直、みちるちゃんと誰がくっついても微妙な感じですから、これはこれでいいのかも。
本編に特に影響はないんですが、はじめみちるちゃんのお母さんは亡くなってるのかと思ってました。
写真に向かって語っていたからかな?
なので作中でメールしててびっくりしました。


マーリーとピスターシュ王子の確執というものは明かされてみるとなんとも気が抜けるというか……。
はた迷惑にもほどがあります。お互いがお互いを大好きで、意地を張り合っていたってことなんですよね?
誰も突っ込んでませんけど、左京くん弱ってるところに付け込まれたから結構やばかったはず。下手したら2度と目覚めないかも知れなかったんですよね……。
本当、はた迷惑な。


マーリーとピスターシュ王子がお互いの思いを伝えあい、呪いも解けてめでたしめでたし――とはならないんですよね。
渡辺さんの作品らしく、素直なハッピーエンドじゃないんです。

マーリーとピスターシュ王子は100年程前にすでに死んでいた、とのこと。
最後に生まれ変わりの可能性を示していましたが、また1からやり直すってことを考えるとちょっとなぁ……。


みちるちゃんの誕生日から始まったこの作品。1年後、みちるちゃんの誕生日で終わったのはキリがよくて良かったのではないでしょうか。

惜しむべくは従者となった少年たちについてあまり深く触れられていないこと。
もう少し深く触れてほしかったなぁ、と思いました。
でも、1人に深く触れすぎて中途半端な終わりになるよりはよかったかも。



巻末に併録されているメディスン・ホイールもかわいらしかったです。
マジェキーが人に戻れる日が来るのかは気になるところですが、マジェキーはあのままでもいい気がします(笑)


さらりと読む分にはおもしろかったです。

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

docca 1

docca(1) (アヴァルスコミックス)docca 1/渡辺祥智
七ツ橋高校に入学するため虹ヶ丘町にやって来た円山まひるは、突然、一人の王子様と出会う。それは銀髪に水色マント、おまけに超美形というまんまファンタジー仕様の王子様。驚いたまひるがよく見れば、町中ヘンテコな生き物で溢れかえっている。どうやら虹ヶ丘町は5年前に謎のフシギ異世界「どっか」と繋がったらしいのだ…!!
軽妙洒脱、予測不可能、出たとこ勝負のユルユル大冒険、待望の第1巻登場!!


その向こうの向こう側」の渡辺さんの最新刊。

で、この作品掲載雑誌変わってるんですね。
ブラウニーの創刊号は書店でカラーのみ読むという訳の分からない行動をとった覚えがあります。
あれです立ち読みするには重いし、1話のページ数が多かったんですよね。週刊誌しか立ち読みしない人間には「大増○○P」みたいのはきつかったというか。
「渡辺さんだー。よしコミック出たら買おう」と思ったものです。

注意していた訳ではないので、特に気にしてなかったのですが、創刊号しか発売してなかったんですね。道理でそれ以降見た覚えがなかったわけです。


現代ファンタジーです。
異世界と繋がってしまった街が舞台。
主人公はまひるなんですよね?
これ表紙だけ見たら烈花が主人公みたい。

渡辺さんらしいほのぼのしてる可愛らしい作品なんですが、シリアス要素も組み込んだ作品。
まあ、まだ伏線のみといった感じでシリアス要素はうすいんですけどね。

途中で悲しい話も持ってくるんだろうな、と今までの渡辺さんの作品を思い出すとそう思います。
その向こうの向こう側、funfun工房、銀の勇者だってほのぼのだけで終りませんでしたからね。からっとはちょっと毛色が違いましたけど。

うーん、楽しみ。


【#1 ようこそ虹ヶ丘】
まひるが虹ヶ丘にやってくる話。

導入部分なのでストーリー的にはほとんど進んでいません。
王子捕獲話。
AIの解析にはびっくりしてしまいました。

確かにあれは見た目的に問題ですね。
どっちも麗しい感じなので許せるというかそんな感じ。


【#2 どっか繋がる】
まひるが学校に行く話。

お友だち・ミツミちゃんの話からするに「七ツ橋が「どっか」に繋がっている」っていうのは比較的有名なんではないんでしょうか。
まひるちゃんはそれだけ世間知らずってことなのか……。
まあ、確かに天然っぽい。

烈花がまひるを管理委員にすることを決定して終了。


【#3 どうぞよろしく】
まひるが「docca管理委員会」のメンバー、そして王子様お世話係に任命されて、管理委員のほかのメンバー達と絡んでいく話。

王子様の仮称・クレオール八王子。マジでそういうマンションありそうですよね。

守屋先輩と星川先輩の関係が非常に気になります。
幼なじみ的な存在なんだと思いますが……。なんなんだろ?


【#4 流れ星】
まひると八王子くんが「流れ星」を見に行く話。

こう書くとなんだかロマンチックなデートみたいに聞こえますが全然そんなことなくて。

虹ヶ丘が「どっか」と繋がってはじめてやってきた巨大な石、通称「流れ星」。
なんだか怖いような謎の巨岩。

それぞれにそれぞれの過去があるらしいことが仄めかされて終了。


【#5 「これは王子ですか?」】
八王子くんの日本語勉強と過去の王子たちの話。

八王子の八は8番目にやってきた王子の意味――なんですが、今までの王子がはんぱなく適当で面白かったです。

一王子、二王子、六王子が再びやってきた理由はなんなんでしょう。
特に一王子。
二王子、六王子は意思があるわけですから、まあわからないこともないんですが、一王子はまさに「絵に描いた王子」ですからね。
何か理由があるんだろうな。



次巻が非常に気になるところで終了。
巻末のおまけのぐだぐだ感もよかったです。

次巻はいつ発売になるんですかね。

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

カレンダー

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR