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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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七つの封印 3 廃墟のガーゴイル

七つの封印〈3〉廃墟のガーゴイル七つの封印 3 廃墟のガーゴイル/カイ・マイヤー(訳/山崎恒裕)
その修道院の廃墟は、なにかが変だ。
キラたち四人は第六感をひらめかせる。
古い礼拝堂の地下墓地に、なぜこんなひどい悪臭がたちこめているのだろう?
そして、彫刻家ダミアーノについて調べていたリチャードソン博士は、いったいどこに消えてしまったのだろう?
四人は博士のゆくえを追って地下におりる。
そして、数百年もの昔から地下墓地に眠る、恐ろしい化け物たちをめざめさせてしまう……。


図書館で借りてきました。
これでシリーズ3冊目なのでカテゴリ作りますね。


今回の舞台は、ドイツのギーベルシュタインからイタリア・トスカーナ地方にうつります。
まあ、これは一時的なもののようなので、次巻の舞台はまたギーベルシュタインに戻るのかもしれません。

キラのお父さん・ラーベンソン教授に招かれて4人はイタリアに出向き、多くのガーゴイルの石造がある廃墟の修道院を訪れます。
そこで眠っていたガーゴイルたちを目覚めさせてしまい、危機に陥ってしまいます。


前述の通り、このシリーズも3冊目を迎えました。
物語に慣れたからなのかちょっと楽しめるようになってきました。

ただ、やっぱりキラの性格があまり好きじゃないんですよね。
作中でも語られている「七つの封印の影響」。「ママに似てきた」というそれはよくいえば勇敢。
しかしそれは無謀とか自分勝手とかそういうものと表裏一体な訳で。

その変化がどういう影響を与えるのか気になるところですね。


今回登場する化け物はタイトルにもあるとおり、ガーゴイル。
屋根の上にある石で出来た羽の生えた異形の怪物、といえばわかるでしょうか。
その中でも好戦的な数匹に襲われることになるんです。

ほとんどは「ハーメルンの笛」効果のある角笛の効果で、操ることが出来ているのであまり危険な目にあっている印象がありませんね。


今回クリスはどこか茶目っ気のある無邪気なガーゴイルと出会っています。
クリスは誰にも継げずそのガーゴイル1匹を自由にしているんです。
そのガーゴイルが再登場したらおもしろいだろうなーと思うんですが、今巻の最後が「その後、彼の姿を見たものはひとりもいない」なので、再登場は望めないんでしょうね。

次巻は1巻に登場した魔女が再登場するのでしょうか?
今度続きを借りてきたいと思います。

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