ノラのボクが、家ネコになるまで/ヤスミン・スロヴェック(訳/横山和江)
ボクってさいこう!
気ままなノラネコぐらいだからね!
自分のすきなように生きればいいだけ。
気まぐれなボクに、ぴったりなんだ。
ヒトには、ソクバクされたくない。
でもね……。
普段中々こういった本は手に取らないのですが、
本が好き!の企画に参加するため図書館で借りてみました。
先日紹介した
グレッグのダメ日記と同じく、横書きの物語になります。
表紙イラストの関係もあり、無意識だと反対に置いてしまうw
イラストもかなり多いので小さな子供でも楽しめるかも?と思ったのですが、裏表紙に小学中級からとあることもあり、ルビは少なめ。
100ページちょっとあるので読み聞かせするにはちょっとページ数が多い気もします。
物語は、保護センターの職員に警戒しながらも気ままなノラネコ生活を楽しんでいるボクが主人公。
ボクが寝床にしていた木の向かいにある家にある家族が引っ越してきたことで、ボクはその家に出入りするようになります。
人間の女の子をボク好みにしつけつつ、お母さんの機嫌を取ったりといろんなことをするのです。
プレゼント(虫やヘビ)をあげては悲鳴をあげられたり怒られたりしながらもそれでも楽しそう。
ボク的には、女の子に飼われているのではなく、飼わせてあげているんでしょうね。
ウルウルおめめで上目遣いでおねだりしたりとなかなかしたたかです(笑)
そうやってボクと楽しくすごす女の子でしたが、女の子は引っ越しによって友達と別れてしまったんですね。
悲しみに暮れる女の子のために、ボクは友だちのネコや犬、ネズミと協力して新しい友達を作ってあげようと奮闘したりとものすごくほほえましかったです。
さらりとブラックな要素もあったりするのですが、気にせず読めました。
最後になってボクの名前が決まり、女の子の呼び名も決まりきちんと家ネコになったってところで今巻は終了。
どうやら続編もあるようですが、まだ未翻訳なのかな?
ちょっと調べた限りでは、続刊の情報は見つけられませんでした。
いつか読みたいものです。
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