厄病神も神のうち 怪異名所巡り4/赤川次郎
霊感バスガイド町田藍、絶体絶命の大ピンチ!?
ここまで無敵の町田藍が、ついに"あちらの世界"へ連れて行かれた!?
果たして藍は、最大のピンチを切り抜けられるのか!?
図書館で借りてきました。
改めて確認してみると結構、久しぶりですね。
『嘘つきは英雄の始まり』
『厄病神も神のうち』
『哀しいほどに愛おしく』
『誘惑の甘き香り』
『メサイア来たりて』
の5編が収録されています。
毎回言っていますが、本当に読みやすいです。
読みやすすぎてあまり印象に残らないくらい(笑)
さらりと読んで終わるにはちょうどいいかも。
まあ、感想書くには非常に困るんですが。
今回はちょっとダークっぽい話が多いな、と思いました。
というか、人の死が多いような気がしたんです。
この作品って藍が不可思議な現象を解決する話な訳です。
"霊感"バスガイドっていうだけあって幽霊が多く登場するわけですが、シリーズタイトルは『"怪異"名所巡り』だから、不可思議な現象=幽霊とは限らないってことなんですよ。
(だから時々SFっぽい話があるわけですね)
その幽霊の死は仕方ないことだとしてもそれ以外の死を描く必要ってあるのかな、とちょっと思いました。
今回は君原さんの影がかなり薄いです。
くっつくとしたら君原さんだよなーと思いつつも進展が全くないんで、これはもうあくまで良き相棒で終わるのかなーと。
正直、女子高生の真由美ちゃんとの百合っぽい感じの方が強い気がします。
まあ、この作品そういう恋愛を楽しむものじゃないですしね。
経営が怪しかったすずめバス。
いろいろあってバスだけは新品になりましたが、それ以外はきっと今までと同じように苦しいんだろうな。
さて、このまま真っ直ぐ進むのか、転落していくのか。
図書館にシリーズ最新作まで揃っていたので折を見て借りてきたいと思います。
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