よろず占い処 陰陽屋は混戦中/天野頌子
夜行性ゆえに授業中寝ずにはいられない妖狐高校生・沢崎瞬太は、王子稲荷のご加護のおかげか、なんとか無事二年生に進級。先輩になった瞬太にふりかかる数々の恋の疑惑!? 一方、イケメン毒舌陰陽師・安倍祥明がいるバイト先「陰陽屋」にも次々と相談ごとが。大事な柔道の試合の前に必ず体調を崩す少年は誰かに呪われているのか? 青白い顔で過剰勤務にを続ける青年に取り憑いているものは……? ドラマ化もされて絶好調、ほのぼの大人気シリーズ第六弾!
今週中に読んでしまいたいと思っていたんですが、ようやく読めました。
あらすじにドラマ化云々とありますが、私ドラマは全く見てなかったりします。
なんでかこの手のドラマはひどいものになるっていう先入観があるんですよねー。
【第1話 委員長、絶句する】
【第2話 勝つと思うな、思えば】
【第3話 さかな記念日】
【第4話 猛暑には怪談が似合う】
が収録されています。
時間軸は高2春から夏休み直前までです。
今回はあらすじにもあるとおり、全体的に恋の話ですね。
委員長に色々とフラグがたったり、
槙原さんの道場の生徒が体調を崩す原因を探ったり、
養子縁組をしぶる女の子の話を聞いたり、
ブラック企業の業務改善をしたりと色々やってます。
今回、委員長と瞬太で出来てる疑惑が持ち上がるんですが、ちょっと笑ってしまいました。
前巻の冬コミ云々も笑っちゃいましたけど、なんでこの作品こういう変なところが現代風なんだろう(笑)
(ちなみに、個人的にもこの作品でCP作るなら私は委員長×瞬太派。祥瞬はなんかこれじゃない感があるんですよね)
この作品におけるメインテーマは瞬太のルーツを探る「キツネ探し」と瞬太の「恋」。
前巻もそうでしたが、今回もまた進展があるようでないのが残念。
まあ、今回の引きはどちらのテーマも進展を匂わせる形で終わってるのが救いでしょうか。
キツネ探しは谷中のおばあちゃん・初江さんがキツネとなんらかの関係があると思われた月村さんを知っているらしいですし、
さらに、瞬太は瞬太はぽろっと三井さんに告白してます。
詳細も返事もまだの状態で今巻は終わっているので続きが気になるなぁ。
そんな展開なので次巻で今までの伏線を回収して最終回でもそう驚かないかもしれません。
って、前巻の時も「次巻が最終巻かな?」とか書いてますが普通に続きましたけど(笑)
まあ、ドラマ化したから終わるに終われないとかはあったんじゃないかとも思うんですけど、どうなんだろう?
次巻の発売がいつになるのかは不明ですが、楽しみに待ちたいと思います。
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