臨床犯罪学者・火村英生の推理 暗号の研究/有栖川有栖
明晰な頭脳と洞察力を持つ天才犯罪学者・火村英生にかかってきた、一本の電話。それは、かつて火村が解き明かした暗号の製作者・山沖からの挑戦状。「あんたの時計、 遅れてるぜ」意味深な言葉に隠された旋律の計画とは……(「ジャバウォッキー」)。ほか、暗号を元に美しい英国庭園を駆け巡る「英国庭園の謎」など、火村と、盟友の推理作家アリスの無敵コンビが大活躍! 著者・有栖川有栖が厳選した暗号ミステリ集登場!!
昨日読み終えることが出来なかった1冊です。
思ったより読むのに時間がかかってしまいました。
【第1話 ジャバウォッキー】
【第2話 英国庭園の謎】
【第3話 暗号を撒く男】
【第4話 あるYの悲劇】
【第5話 比類のない神々しいような瞬間】
が収録されています。
前巻同様、テーマアンソロジー形式になってます。
今回は「暗号」です。
暗号といってもダイイングメッセージから宝をかけた暗号まで様々です。
【ジャバウォッキー】と
【英国庭園】は「
英国庭園の謎」に、
【暗号を】は「
ペルシャ猫の謎」に、
【あるYの】は「
スイス時計の謎」に、
【比類のない】は「
白い兎が逃げる」に元々収録されていました。
ちなみに
【あるYの】はアンソロジー
「Y」の悲劇 にも収録されていました。
有栖川さん、篠田真由美さん、二階堂黎人さん、法月倫太郎さんと中々に豪華なメンバーの1冊なのでそっちで読んでる方もいるかもしれませんね。
ちなみに、私は「「Y」の悲劇」も「スイス時計」も持ってるので、
【あるYの】に限っていえば3冊目だったりします(笑)
正直、どれも比較的印象に残っていたので肝心の暗号に関してはだいたい覚えていました。
細かいことは覚えてなくても、解読方法を覚えていたので……。
まあ、細かな点は結構忘れてるんで面白いことには面白いんですけど。
イラストを担当されている麻々原さんが
暗い宿のコミカライズされるらしいです。
正直、表紙イラストとかは別に気にならなかったんですが、挿絵いらないよなーと思って読んでました。
朝井さんとかイメージと違って「えっ」ってなってしまいましたし。
まあ、いいんですけど。
次はコミカライズに合わせてくるのかな?
そうなると、次は「館モノ」のアンソロジーとかでしょうか。
そろそろ、ビーンズ文庫版以外のものも読まないと追いつかれちゃいそうですね。
折をみて紹介していきたいと思います。
[2回]
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