とある魔術の禁書目録 11/鎌池和馬
「えー、“来場者数ナンバーズ”の結果、あなたの指定数字は一等賞、見事ドンピシャです! 商品は『北イタリア五泊七日のペア旅行』、おめでとうございます!!」
大覇星祭最終日。“不幸”であることしか自慢できない男・上条当麻が、なんと海外旅行のペアチケットを引き当てた。 思いがけずやってきた幸運に、上条とインデックスのテンションは最高潮。そして舞台はアドリア海に浮かぶ『水の都』、ヴェネツィア本島へ! 憧れのイタリアンバカンスには、ドキドキ★ラブイベントもあったりして!?
上条当麻と幸運の女神が交差するとき、物語は始まる――!
かなり久しぶりの禁書目録です。
前作を紹介したのは、昨年の10月のことなので8ヶ月9ヶ月ぶりなんですね。
今回の舞台はイタリア。
7巻で登場した人物たちが再登場しています。
オルソラ、アニェーゼ、ルチアにアンジェレネ。そして建宮をはじめとする天草式の面々。
名前だけは知っていた五和も登場しています。
五和がなぜ上条さんに好意を寄せているのか疑問なんですが、何かフラグ立てるようなイベントありましたっけ?
私が見逃しているだけでしょうか。上条さんは天然のフラグメーカーですが、何もしないでフラグが立つってことは今のところなかったんじゃないかと。私が見逃しているだけでしょうか。
助けられてもフラグ立ってないのって黒子くらいですか?
閑話休題。
上条さんが1等なんてものを当てた時点でおかしいってことがわかります。
何かトラブルが待ち受けていることは予想の範疇ですね。
今回、上条が敵にまわしたのはローマ正教の『女王艦隊』であり、『アドリア海の女王』の発動を阻止しようと、『刻限のロザリオ』の鍵となり廃人にさせられそうになっているアニェーゼを助け出そうと動きます。
普通に面白かったです。
最後に『アドリア海の女王』の攻撃目標が明かされたときは単純にびっくりしてしまいました。
けっこう序盤で「照準とされたものに関係のあるもの全てが破壊される」という説明がされたときに気付けそうなもんだったんですが。
ちょっと悔しいです。
最後のオチが好きです。
上条さんサイドと神裂サイド(というかオルソラ?)とあるんですが、上条さんサイドはいつものごとくです(笑)
学園都市で育った上条さんを余所に見せるわけにはいかないからと強制帰国が決定し、怒れる御坂さんが待っていると。
御坂さんからしてみたら罰ゲームが嫌で逃げ出したように思えるんだと。そんなことされてあの真っ直ぐすぎる御坂さんが怒らないはずもなく。
頑張れ上条。
もう片方は神裂さんと土御門の電話です。
神裂は仲間だった天草式の面々の状況を心配すると同時に、またしても上条さんが天草式を救う立場になったことから申し訳なく思っているんです。
そこに土御門が好き勝手無茶振りしてるんですが、神裂さんも素直だからなぁ。
ちゃんと聞いちゃうのかも。その辺は後日語られるのかな?
そしてオルソラだけでなくアニェーゼ、ルチア、アンジェレネなどアニェーゼ部隊(きっと全員ではないと思うのですが)もイギリス正教に鞍替えするよう。
次巻は御坂さんの罰ゲーム話らしいですね。
『神の右席』なるものも動き出したようですし、いったいどうなることやら。
楽しみです。
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