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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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とある魔術の禁書目録 5

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈5〉 (電撃文庫)とある魔術の禁書目録 5/鎌池和馬
 8月31日。
 一方通行(アクセラレータ)はその日、路地裏で不思議な少女と出会った。そいつは、どこかで見た顔で――。
 御坂美琴はその日、学生寮の前で男子生徒からデートに誘われた。そいつは超さわやかなヤツで――。
 上条当麻はその日、自宅で不幸な一日の始まりを感じた。なぜなら、夏休みの宿題を全くやっていないことに気づいて――。
 8月31日。学園都市の夏休み最終日。
 それぞれの物語が幕を開けた――!
 鎌池×灰村コンビが放つ大人気学園アクション第五弾登場


昨日読み終えられなかった禁書目録です。
話があっち行ったり、こっち行ったりする短編というにはちょっと変わった形式ですね。
アニメの1期を見ていたので、それの補完というか「そういうことだったのか」と納得してました。
まあ、闇坂逢魔は2期でやったらしいので知らないんですけど。


今巻の主役は上条さんじゃなく、一方通行といった方がいいです。
上条さんもいつものごとく不幸な目にあっているのですが、それよりも何よりも一方通行の成長が著しくてそっちに目が行ってしまうんですよね。

『御坂が上条さんとデートする話』
『一方通行が打ち止めのために奔走する話』
『上条さんがインデックスを助けるために走り回る話』
の3つの話が収録されてます。
すべて8月31日の出来事です。
まあ、若干9月1日にまたいでる話もありますが特に気にする必要もないか。


それではまず御坂編から。
御坂さんが、海原からデートに誘われてそれを断りたいがために、上条さんと偽デートをする話。
青髪ピアスの萌え要素羅列にはショタは女じゃなくね?と思わずつっこみました。
作中でも触れられてましたが、ショタは男の子だよなー、と。

御坂さん可愛いです。
消去法で上条さんを選んでましたが、きっと3人がまともな会話していても上条さんを選んだんだろうなぁ。

海原がガチで御坂に惚れていて、「御坂さんを守ってくれますか?」となるわけですが、そちらに気をとられていてはいけないんですよね。
海原が言っていた「上条勢力」。
えっと、インデックスに御坂、御坂妹、あとは姫神もそうか。神裂さんやステイルは状況にもよるでしょうが、協力してくれるでしょう。
土御門は一番微妙な立場ですが、上条さんが日常を守ろうとしての行動なら手助けくらいはするだろうし。
それにこれから先、「上条勢力」は増えこそすれ減ることはないと思うのですよ。上条さんはフラグ乱立させまくると思うので。
そう考えるとちょっとすごいな。
危険視する組織が現れてもおかしくないというか、パワーバランス的な意味では本当に困るだろうな。

アニメでは海原のその後は特に語られてなかったのですが、土御門に預けられたのですね。
上条さん、魔術サイドで何か問題があったら土御門に頼めばいいとか思ってないかな、これ。


次、打ち止め編。
これが1番おもしろい。
打ち止め――ラストオーダーは20000体の量産型能力者(レディオノイズ)を管理するための個体。
逆にいえば、彼女が暴走させれば御坂妹を含む残る1万弱の個体が暴走させることが出来るということ。
そのためのウイルスを打ち込まれた打ち止めを救うため一方通行が走り回ります。

アニメではあまり説明されていなかったこと「なぜ天井は学園都市に残っていたのか」とか「なぜ『甘い』だけのはずの芳川が『優しい』ことをしているのか」とか。
一方通行が最強になろうとした最初の理由とかそういう細かなことが説明されていてすごくよかったです。
天井は上条さんが暴れたから逃げたくても逃げれない状況になってたんですね。

ウイルスを打ち込まれてからの記憶も全て消去していく一方通行にちょっと物悲しい気分になりました。
最後、カエル医者――冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)が登場するんですが、実はすごかったんですね。
窓のないビルにある生命維持装置ってアレイスター・クロウリーがぷかぷかしてるやつですよね。
あれを作ったのってカエル医者だったんですね。そのカエル医者に不可能だと言わしめた上条さんの記憶破壊。
うーん、こういう記述をみると上条さんの記憶が元に戻ることはないってことはぜったいないってことなんだろうな。

打ち止めの記憶に関してはミサカネットワークにバックアップがとってあるとかそういうことあればいいのに、とか思いました。
その辺は巻を進めていけば明かされるかな?
どういう扱いになるのか楽しみにしていたいと思います。


ラスト、闇坂編。
学園都市に侵入した魔術師がインデックスの脳内にある魔導書を盗み見ようとする話。
3編収録されている作品の中で唯一アニメ1期でやらなかった話なんですが、その理由もわかるというか。
一番盛り上がりにかけるんですよ。地味というか。

最後、上条さんは宿題を諦めて女性を呪いから救いにいくわけです。
が、ああも自信満々で「呪いだろうがこの右手なら」と言ってしまうのはどうなのかなーと。
上条さんは異能の力ならなんでも消してしまえます。でも私は捻くれているからそれが異能の力ではなかったら?とか考えてしまうんですよね。
例えばそれが呪いのようにみえるだけで実際は新薬によるものだったとか、毒によるものだったとかそういうことだったらどうするつもりだったのだろうとか。
まあ、考えすぎだとはおもうのですが。

助けに行く様も描かれていると思っていたのですが、実際は助けに行くと決意するところまで。
ちょっと残念でした。



一方通行にとっても美化されてヒーローとなっている上条さん。
いつの日か上条さんと一方通行は再開して共闘くれたら面白いだろうなーとか思いつつ、今日はこの辺で。

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