彩雲国物語 黄金の約束/雪乃紗衣
彩雲国に暑い夏がやってきた。朝廷の諸官は夏バテと超過勤務で次々とダウン。人手不足を補うため、貧乏街道爆走中(まっしぐら)の名門紅家のお壌様・秀麗に助っ人要員(ピンチヒッター)のお呼びがかかる。だが外朝は女人禁制、それに春先に求愛を蹴って後宮を辞した手前、城内をウロウロして王様にばったり会ってしまうのもマズイ。仕方なく変装(!?)し、こっそり仕事(アルバイト)を始めた秀麗だったが――。
絶好調・極彩色ファンタジー、待ってましたの第2弾!
これの続きです。
ダメ王の教育を終え、後宮から去った後の話。
今回は劉輝の扱いがかなり酷いです。
地位は一番上なのになぁ……。
今回の登場人物は以前よりも平均年齢が高い気がします。
あ、でも「茶州の禿鷹」は若いから結局そう変わらないのかな?
でも、10代のキャラは秀麗、劉輝、翔琳、曜春くらいですか?
ラノベでこれってちょっとすごいんじゃ、と思ったのですが、まるマの方が凄かったですね。
あれはユーリと村田くらいしか10代いないですもん。
さて、本編の感想をば。
秀麗が夢を見続けることの難しさを感じます。
女性の国試(国家公務員試験みたいなもの)受験は不可能なのにも関わらず、ずっと勉強を続けていた秀麗。
けど、それを続けていられるのは邵可の庇護下にいる今だけ。
女人禁制という高い壁を劉輝が切り拓いてくれた。
秀麗の歩む道は確かに険しいものでしょう。
でもきっとどうにかなるんでしょうね。
黄奇人と紅黎深のおじさま2人がけっこう好きです。
アニメでめちゃくちゃいい声でしたよねぇ。
この2人が秀麗を認めたことにより、女人の国試受験がかなうわけですが、本当に秀麗が好かれすぎです。
絶対秀麗を妬むやつとかいるのですが、それはこれから先のことなんでしょうね。
今はまだ秀麗の存在を好意的に受け取ってくれる人にしか知られていないからこそ、この状態なんだろうな。
燕青も好きです。
この人これから秀麗と一緒に各地を回るみたいなことが書かれてましたが、燕青が相手なら秀麗もいいんじゃないでしょうか。
ここから先の小説は持っていません。
こうやって読むと続き読みたいなぁ、と思うものの買おうとは思えないのでこれから先、この作品の感想が増えることは多分ないと思います。
まあ仕方ないですね。
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