謎解きはディナーのあとで/東川篤哉
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」
令嬢刑事(デカ)と毒舌執事が難事件に挑戦!
ユーモアたっぷりの本格ミステリ、ここに登場!
本当に遅ればせながら、図書館で借りてきました。
ドラマも終わり、今更感満載ですが今まで借りれなかったんだから仕方がないです。
それにしても、この本初版なんですよ。そんな昔からあったのに今まで私の目にふれなかったってことは、それだけ人気があったのかタイミングが悪かったのかどちらかなんだろうなぁ。
【第一話 殺人現場では靴をお脱ぎください】
【第二話 殺しのワインはいかがでしょう】
【第三話 綺麗な薔薇には殺意がございます】
【第四話 花嫁は密室の中でございます】
【第五話 二股にはお気をつけください】
【第六話 死者からの伝言をどうぞ】
が収録されています。
まず、私はドラマをほとんど見ていません。
チャンネルを変えているときにたまたま目に止まったとかそんなレベル。
そんな私でもあれ?と思わされたのは、執事である影山が現場に赴くということをしていないのです。
(第四話は状況が状況ですから除きますけど)
だから、原作では影山は本当に安楽椅子探偵をやってるんですね。
テレビドラマという1時間の枠があるから、それにあうように物語を膨らませたんでしょうね。
原作が何冊もシリーズ化しているならともかく、ドラマ開始とほぼ同じくらいに2巻が発売されただけでしたか。
1つの話で1つの事件を取り扱っているわけですが、ドラマ化したときに1つの事件に2時間かけれるレベルではありません。
そう考えるとオリジナル要素が多くなってしまうのも仕方のないことなのかもしれませんね。
内容的にはふつうにおもしろかったです。
自分で買ってまで読もうとは思わないけど、続きが読めるなら読むといったレベル。
基本的に帯の言葉って過大なことばかり書かれているからそんなに信用しないようにしているんですが、今回はそこまで過大ではないなーと。
ミステリに関しては、軽すぎてちょっと物足りない面はありますが、登場人物たちの会話なんかは普通におもしろいかと。
ライトミステリーというか語り口が軽いのでけっこうすらすら読めます。
今日は妙に集中力が続かなくて、ちょっと読んではほかのことをして、ってことを繰り返していたので正確な時間はわかりませんが、たぶん2時間ちょっとで読み切ったんじゃないかな。
読んでいて思ったのは、この作者本当に野球が好きなんだな、ってことでしょうか。
東川さんの作品はこれで2作目なんですが、それだけでもわかります。
近所の図書館には以前借りた
放課後はミステリーとともにと2作品しかなかったんですけど、そのうち他の作品も買ってくれるかなと期待しています。
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