レンタルマギカ 旧き都の魔法使い/三田誠
いつき、穂波、アディリシアら修学旅行生で賑わう新幹線。京都に向かうその車両には、なぜか猫屋敷ら<アストラル>面々の姿もあった――。発端は事務所に届いた一通の手紙。そこには猫屋敷が本来所属する結社<八葉>党首の危篤と、貸し出し魔法使い(レンタルマギカ)の依頼が書かれていたのだ。折しも<八葉>の所在地は京都。修学&社員旅行気分で向かった「旧き都」だったが、霊脈(レイライン)を造り直してほしいという難題が<アストラル>を待ち構えていた!
読み終えてから思ったこと。これ今日読まなければよかった!でした。
これタイトルこそ違いますが、次巻と前後巻だったんですよねこれ。
めちゃくちゃ中途半端なんですよ……。
修学旅行の話です。
まあ修学旅行とかいいつつ、修学旅行っぽいことほとんどしてませんけどね。
あえていうなら前半で少し入っていたラブコメっぽいのくらいでしょうか。
自分のときは大阪、京都、奈良、東京とあちこち行きましたが、普通って京都だけなんですかね。
私が住んでるのが北海道なので、あんまり比較にならないというか。
閑話休題。
京都駅での戦闘後、「人の身内に何しやがった」といつきたちをかばうオルトくんにめちゃくちゃテンションあがりました。
いつき、穂波、アディリシアと年上かつ身長の高いであろう面々をかばおうとする少年。可愛いなぁ、オルトくん。
いつきとオルトくんが絡むとテンションがめちゃくちゃあがりますが、オルトくんが登場するだけでもテンションあがるくらいにオルトくん好きです。
今回、ようやく猫屋敷さんの秘密が明らかになります。
出生に秘密があるんだろうってことは、ちらっと触れられていましたし、あれだけ荒れていたことを考えると凄惨なものなんだろうと思っていましたが、うん。すごかったです。
オルトくんも結構酷い目にあってますが、猫屋敷さんもかなりひどい。
葛城の事件で登場した辰巳と香さんが再登場。
うん。この2人は非常に微笑ましい。
ラブとかそういうものを超越してこの2人には仲良くしてほしいです。
そして、いつきたちに接触してくるのが<螺旋なる蛇(オピオン)>のフィン。
現在登場した京都入りした螺旋なる蛇はフィン、ツェツィーリエ、ジェイク。
いつきがフィンに連れ去られてしまうんですが、連れ去り方がどことなくヒロインチック。
フィンって誰にでもにこにこしてるイメージあるんで、アディリシアさんにイラッとしてるのにちょっとびっくりしました。
オルトくん今回は追跡用のルーン仕込んでないのかなぁー。
まあ、仕込んでても悠長に追いかけてる余裕なんてなさそうですが。
いつきが協会により禁忌指定され、アストラル、ゲーティア、葛城家にいつき拘束に協力要請があったところで終了。
アストラルの面々はともかく、ゲーティアと葛城家は協会の要請をそうやすやすと断れないでしょう。
どういう決断をするのか。
そして、ツェツィーリエVSオルトくんはあるのか。
次巻が楽しみです。
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