御堂学院の 神使官(サーヴァント) 劫火の聖域(サンクチュアリ)/篠原美季
校舎裏に封じられた邪悪な古代神が蘇る!? 全寮制のセレブ男子校、御堂学院は密に危機を迎えていた。神使いに任命された真人と神鎮めの神官である蘇王は、夏休み返上 で、復活阻止の鍵を握る火の神「カグツチ」の情報を集めるが空振り続き。そんな中、突如真人が失踪。さらに古代神を崇める上級生・守谷も本格的に動き出して…!? 奔放な神使い& クールな神官コンビ、最大のピンチ! 大人気学園オカルト・ミステリ第3弾。
昨日の宣言通り、先日購入してきたラノベを紹介します。
読み始めるまでに時間がかかってしまいました。
「
十五の神隠し」、「
導きの炎」に続くシリー ズ3冊目です。
作者あとがきによると、
「これにて終了です。(中略)一応、「第一部・完」――的な終わり方にして、この先、いつでも第二部を始められる余地を残させていただきました。」とのこと 。
個人的には第二部は難しいんじゃないかなーと思うんですがどうかな?
えー、ぶっちゃけかなり物足りなかったです。
後半は駆け足で終わらせている感が強くて。ここに深みを持たせることが出来たらもっとおもしろくなるだろうに、勿体ないと思ってしまいました。
まあ、ページ数の関係上致し方ないのかもしれませんが。
今回は、ほぼ夏休み中の出来事が描かれています。
守谷先輩のたくらみを阻止しようと奮闘するわけです。
守谷先輩の扱いには本当に驚きました。
真人との深夜の邂逅なんかでフラグを立てていたとはいえ、その時点ではまだ救済も可能だったろうに……。
あっさり退場してしまったことに驚いて思わず、二度見してしまいました。
あとはそうですね。
腐女子として、思わず反応してしまったのは途中の入浴シーン(笑)
思わず「どこのBL?」と。
ニヤニヤしながら楽しく読んでしまったのは腐女子の業ですね。
シリーズが実質終了となりますが、結局、環先生の正体が不明なままとなってしまいました。
それでも一応、神であるのは間違いないようですし、「自分だけを崇めるようにしたい」とか言っちゃうくらい真人を気に入ってますから、敵にはなりえないのでしょう。
(実際、ヨモツヘグイしそうになった真人を助けたりしてますし)。
作者さんはすでに新シリーズ?の
迷宮庭園を発売しているようです。
そちらはきっと買わないと思います。
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