いちろ少年忌譚/黒史郎(原作/ねこふろしき)
学校が夕闇につつまれる時間(とき)――
七不思議がやってくる。あなたを殺しにやってくる。
関連動画再生数累計1,000万超!!
人気フリーホラーゲームノベル化!
扉を開けた者が、扉を閉めるしかないんだ
彼がやらなければ、僕らは永遠にこの黄昏刻の学校から出られないんだよ
八十上学園の高校生・佐々木いちろは、放課後にこっくりさんをしていたが、ある質問をしたことで校舎から出られなくなる。閉じ込められたのは、いちろ、幼馴染のとおこ、怪しい先 輩の清丸のほか4人。
《階段のブリッジ女》《校長室のソンビ犬》……黄昏刻の学校に巣食う恐怖の七不思議といちろは戦うことになるが!?
図書館で借りてきました。
図書館もこういう本買うんなら
ログホラ とか
青鬼 とか買ってくれないかな。読んでみたいんですが。
『いちろ少年忌譚』は、帯のあらすじにもある通りフリーのホラーゲームです。
原作のねこふろしきさんのサイトで配布されているそうです。実況動画が数多くあるそうですが、私は見たことありません。
まあ、私が見る実況はフリーゲームではなくテレビゲームのものがほとんどだし、ニコニコ動画では最近はTRPGばっかみてるからなー。
(クトゥルフとか。TRPGではないかもしれないけど人狼ゲームとかも面白いですよね)
この作品はそんなフリーゲームのノベライズになります。
作者&原作者のあとがきを読んだ感じだと結構オリジナル要素が多めのようですね。
ゲーム本編では登場しないオリジナルキャラクター、ゲーム内に登場させることが出来なかった裏設定なんかが満載、らしいです。
物語はななめの時間の中に閉じ込められた少年・いちろと幼馴染みのとおこが、学校の七不思議と遭遇、戦いながら元の世界に帰ろうとする話です。
物語の舞台となる八十上学園に伝わる七不思議は他とは一風変わっています。
《怪談のブリッジ女》、
《理科室の魔》、
《女子トイレの異次元の鏡》、
《校長室のゾンビ犬》、
《家庭科室の熱子(あつこ)さん》、
《三年二組の首吊り君》、
そして
《屋上の憑き子さん》の計7つとなります。
場所こそよくある場所ですが、怪談自体はかなりオリジナリティ溢れる感じなのは、名前だけでもわかりますよね。
読み始めて、初っ端のいちろの「趣味:こっくりさん、ギザ十集め」というものにどういう設定?と首を傾げてしまいました。
でも、これ元からの設定なんですね(笑)
それでいいのかwww
あとはそうですね。
ヒロインで幼馴染みのとおこの喋り方が想像していたよりボーイッシュというか、粗っぽくてびっくりしてしまいました。
表紙を見ると可愛い女の子なだけにちょっと残念な感じ。
もうひとりのメイン登場人物である清丸先輩ですが、この人本当に怪しすぎる。
この人がいたから、真相に近づくことが出来たんでしょうけど……。
えー、私は腐女子ですが清丸先輩といちろのCPには全く萌えませんでした。ええ。
正直、小説としては特段面白いとも思わなかったですが、まあ普通に読めます。
ぶっちゃけ、単純にホラーとして楽しむならpixivの二次創作の方が、ドキドキワクワク感があって面白いです。
ただ、ノベライズ担当の黒史郎さんがホラー系の小説ばかり書かれてる方なので安定感はありますね。
いつか、ゲームの実況動画も見てみたいなと思いました。
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