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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談

黄色い目をした猫の幸せ―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談/高里椎奈
薬屋の看板を掲げながら、揉事相談所を裏家業にしている深山木薬店に少年殺しの依頼があった。引き受けれらるはずもないが、後にその少年がバラバラ死体で発見されたことから事態は緊迫! 店主・秋に殺人の容疑が降りかかる。凄惨な事件の裏にあるあまりにも意外な真相とは!? 好評薬屋探偵シリーズ第2弾。


銀の檻を溶かしての続編。
表紙をあまりじっくり見ることがなかった上に帯がずれていたため気づかずにいたのですが、表紙にザキいたんですね。
ずっと秋と拗ねたリベザルだけだと思っていました。


秋と刑事さんたちの会話が好きです。
手玉にとられる衒崎さん、対等に会話しているようでやっぱり手玉にとられてる高遠さん、そして秋にべたぼれ(笑)の葉山さん。
うん、楽しかったです。

高遠さんを見ていて誰かに似ているなぁ、と思っていたのですが、ようやくわかりました。
魔人探偵脳噛ネウロに出てくる笹塚さんでした。
どちらもやる気がないけれど、頭がいい人で愛煙家。

多分、高遠さんは笹塚さんほど目が死んでないと思うのですが、なんとなく似ているなぁくらいな感じ。
ああ後は、高遠さんの方が部下にたいして優しいですね。笹塚さんは石垣さんに対して厳しすぎたというか。
いやあれは石垣さんが悪いのか。
閑話休題。


リベザルが元の姿でごはん食べてる姿が可愛くて仕方なかったです。
赤いたわしに試験管ブラシをつけたような姿なんですよね。
ザキに続いて表紙に登場することを願います。
絶対かわいいんだろうなぁ。


リベザルが拗ねるんですが、秋の配慮がわかりにくいから仕方ないよな、と。
秋もリベザルの思考能力を分かっているんだからもう少し説明してやるくらいの心遣いを見せてやればいいのに、と思いました。
まあ、それをやったら秋じゃないか、とも思うのですが。


良太くんのおじいさんに秋が「うそつき」というんですが、学生時代に何があったのか、そして一体何が嘘だったのか気になりました。
秋が春だったころのこととかいつか語られることがあるのでしょうか?


最後、良太くんが自己防衛のために記憶を失うのですがそれがすごく悲しかったです。
結局2人は喧嘩別れしてしまってる訳ですから、図らずもリベザルが言った言葉の通りになってしまったわけです。

10年後に再会するとなってましたが、22、23歳くらいになっているであろう良太くんと姿が全くといっていいほど変わっていないだろうリベザル。
どういう再会の仕方をするのか非常に気になりました。

今回、妖怪はほとんど出てきませんでしたが、おもしろかったです。

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