夏目友人帳 1/緑川ゆき
妖怪が見えるという秘密を抱えた孤独な少年・夏目。ある日、彼は祖母・レイコの遺品である妖怪たちとの契約書「友人帳」を手にする。以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 用心棒(自称)のニャンコ先生とともに妖怪たちに名前を返す日々を過ごすことになった夏目は――!?
何か小説を読もうと思っていたのですが、仕事終了後爆睡してしまって。
今日返却しなきゃいけないDVDなんかもあったので小説読んでる暇なかったんです(汗)
なので、漫画です。もやしもんはちょっと分厚い上に欄外までネタがたっぷりなので、時間が足りなかったというか。
そんな感じです。
アニメ化もされてますし、比較的有名な作品なのでご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
1巻は4話収録されてます。
『第一話 ニャンコ先生登場!』
夏目がニャンコ先生と出会い友人帳の意味を知る話。
ニャンコ先生があんまり丸くない。
まあ、この手の丸っこいキャラクターは回を重ねるごとに太く丸くなっていくものですからね。
初期はたいてい丸くないものです。
アニメでも思ったのですが、名を返す夏目は綺麗です。
『第二話 露神』
露神さまに名を返す話。
ちょっと泣きそうになってしまいました。
信仰により神格化した露神さまだったのですが、体の大きさが人間の身勝手さをあらわしているようで悲しかったです。
人と妖が死んだあとに同じ場所に行くのかはちょっと疑問ではあるのですが、露神さまとハナさんがあの世で仲良く話してもらいたいものです。
『第三話 夏目、人間退治』
八ッ原の妖たちに退治屋を退治してくれるように頼まれる話。
中級2匹に三篠に田沼くんが登場します。
これからも多く登場するキャラクターたちですね。
まあ、三條は出番こそ少ないですが目立ちますよね。
銀魂でいう高杉みたいな。高杉なんか数えるほどしか登場してないのに人気投票毎回上位だったりするじゃないですか。
三條はそんな印象があります。
田沼くんの力がなんとも中途半端だな、と。
きちんと見えるわけじゃないから危険に気づけず、それなのに毒気にはあてられる。
双方にとってその存在は大切なものではあるけれど、付き合っていくには微妙な関係だなぁ、と思いました。
『第四話 ダム底の燕』
とある人間に会いたいと望む弱い妖を手伝う話。
燕の話は本当にいい話です。
この話も泣きそうになってしまいました。
最後に谷尾崎さんの写真にうるっと。
確かこの話ってファンブックで「好きな話」で1位とかだったような記憶があるんですが、その理由もわかりますね。
夏目友人帳のキーパーソンは夏目の祖母・レイコだと思うんです。
レイコさんは妖力が強く、人間に見切りをつけて妖たちをいびり、友人帳を作ったりしてるわけなんですが、この人謎が多いんですよね。
この時点で気になったことは夏目の姓について。
セーラー服を着ている時点でニャンコ先生と出会った当時は学生。その時点でレイコさんの姓は「夏目」。
「娘だった母」と夏目が言ってますから、レイコさんは母方の祖母な訳です。
父方はどうなっているんでしょう?
一般的に結婚したら父方の姓に変わるよなぁ、と。
婿入りの可能性も無きにしも非ずですが、うーん。
レイコさんのことですから、ある日ふらりと帰ってきたら妊娠していたとかそういうのもありかもしれませんけど。
夏目が親戚連中をたたらい回しにされていたことを考えると、両親はすでにいないんだろうな、と。
けど、両親のこととか特に語られていなかったような気がするんですよね。
その辺のこととかそのうち語られるといいな。
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