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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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創竜伝 7 黄土のドラゴン

創竜伝(7)黄土のドラゴン (講談社文庫)創竜伝 7 黄土のドラゴン/田中芳樹
竜泉郷めざして中国に上陸した竜四兄弟。またしても闇の支配者・四人姉妹(フォー・シスターズ)の手下が立ちはだかる。中国人民軍との戦いやいかに……。はたして中国奥地の空翔けていく四色の巨竜は、目的地にたどり着くことができるのだろうか!? 謎の女性・小早川奈津子も遂に登場してパワーアップした本巻も、乞う御期待!


とうとう小早川奈津子が登場する7巻です。
この人のインパクトはホントすごいですよね。
初登場時の行動は完璧悪人なのに、どうも憎めないというか。

作中でも言われてましたが小早川奈津子はまさしく道化だな、と。
続&終との初対面時はまだちゃんとした敵役だったんですけど、甲冑を着込んだあたりから風向きが変わりだした感じ。
竜堂兄弟が敵前逃亡してしまうほどすごい人です。

この人の登場シーンは読んでいる分にはとても楽しいです。


今巻でもまた茉莉ちゃんと四兄弟は離れ離れ。
そろそろ始さんと一緒にいさせてあげてほしいです。

前巻での通り、竜泉郷への行き方を知っている唯一の人物・黄世健(ホワンシェーチェン)を救出しにいくところからはじまります。

作中ではだいたい黄老と表記されるんですが、どうしても途中でスケットダンスの黄老子を思い出してしまいました。
共通点はどちらも元気で茶目っ気のある老人であるということくらいでしょうか。

今巻は舞台が中国ということもあり、多くの単語に中国語の読みのルビが振られているんです。
中国語に馴染みのない身としては中々読みづらかったです。
日本語読みでも別にいいじゃん、と思いました。


竜種と敵対していた牛種。
その血を継ぐ竜堂兄弟は竜に転じることができますが、それは竜種だけではなく。
四人姉妹の血を継ぐランバートも牛に転じることができると。

ランバートのあの不安定さは牛種の血のせいもあるのかな?
人面が牛面に変わっていく様は気持ち悪いだろうなぁ。

作中でランバートが「十二支にも十二星座にも登場するのは牛だけだ」っていってたんです。
けど、(牡)羊もですよね…?
単純に間違いなのか、わざとなのか……。


ランバートが大君の最上の席に座すことが決まり、四兄弟が竜泉郷を目指し人身に戻ったところで今巻は終了。
茉莉ちゃんの正体もそろそろわかるよう。
今までの伏線からして、西王母とか?
いや、確か西王母って娘何人もいますよね。そっちかな?

次巻、竜泉郷に到着するのかな?
楽しみです。

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