ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 禁書の守護者/天羽沙夜(原作/西義之)
天才魔法律家たちが小説(ノベル)で復活! 「箱舟」襲撃事件後のある日、残党らしき「禁書の守護者」が魔法律協会を襲った! 魔監獄に幽閉されたエンチューが、独房の中で謎に挑む…! 他、六氷魔法律事ム所に舞い込んだ新たな依頼や、魔界の使者・キュラの秘密が明かされる!
ムヒョロジ2冊目のノベライズです。
これでムヒョは本当に終わりになります。
【第1章 山童峠の夏】
【第2章 禁書の守護者】
【第3章 日曜日の使者】
が収録されています。
名称は「章」ですが、話は繋がってませんんので1話とカウントして問題ないかと思います。
あらすじにもあるとおり、時間軸は箱舟事件以降のよう。
1章は作中でロージーがムヒョから貰った魔封じのペンを利用していること、
2章では一級書記官と明記されていることからこれらは本編完結後と見るのが妥当じゃないかな。
3章はすいませんわかりません。キュラが登場しているんで、箱舟事件以降なのは確定なんですけどねぇ。
よくわかりませんが、全体を通して
16巻以降(というかベクトール編)については触れるのを避けているのかな、と。
禁書編終了→執筆依頼(ベクトール編進行)→連載打切→執筆終了→本書発売ってことだったんだろうな、と。
同時進行だったからこそ、ベクトール編については触れることが出来なかった、ってことなんでしょう、きっと。
上であげたような点くらいなら加筆修正でどうにかなりそうなので。
少なくとも発売当時に1度は読んでいるんですが、すっかり忘れてました。
本編で作者が誤魔化していた五嶺さんの性別、明らかになってたんですね。
いや、元々かなり高身長なので女性っていうのは結構無理あったんですけど、1章内で「御曹司」、「女性と見まがうような」とあるのでイコール男性じゃん、と。
気づいてなかったのか、忘れてたのか……。
前述の通り初読ではないんですが、なんとなくしか覚えていなかったこともあり全体を通して結構楽しめました。
ノベライズとしては十分かと思います。
本編終了後のキャラたちの様子が垣間見えるだけでもなかなかうれしいですよね。
ただ、表紙にもいるのに、ビコとリオ先生は登場してません(笑)
あ、逆に本編に登場しないからこそ、表紙に描かれているのかもしれませんね。
だって、ムヒョ、ロージー、エンチュー、ヨイチ、今井さん、毒島さん、梅吉、ナナちゃん、ギンジ、キュラ、五嶺さんとエビスさんは登場しているんですよ?
それぞれバラバラに登場しているとはいえ、これだけのメンツが登場しているのに、ビコとリオ先生が登場していないのは逆に違和感ですね。
小説内に登場しないからこその表紙、の可能性が高い気がしてきました。
前述の通り、ムヒョロジはこれで全て終わりです。
作者コメントに「10年後に描けたらなんて思ってましたが」なんてありますが、本編終了から約5年。
5年後の再登場は厳しいでしょうが、ちょっと見てみたいなと思いました。
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