戦星のバルジ 2 戦星のアストロ/堀越耕平
異星人により侵略され、憲兵隊までも手先となった街を奪還する為、アストロ達は敵の下へ突き進む! だが、"王具(オーグ)"をも跳ね返す暗黒の力が、全てを覆い尽くさんとしていた。さらに、アストロの過去を知る者も現れ!?
先日購入してきたバルジです。
おまけページがたくさんあるのは嬉しいんですが、打ち切り作品であるがゆえの多さはちょっと悲しいですね。
【第8話 ティコ】
【第9話 アストロの過去】
【第10話 暗黒(ダーク)エネルギー】
【第11話 甦る"王具(オーグ)"】
【第12話 決意新たに】
【第13話 敵と会う】
【第14話 歪んじまった悲しみに】
【第15話 各々決着】
【最終話 戦星のアストロ】
【番外編】
【おまけマンガ】
が収録されています。
【番外編】はNEXTに掲載されたもの、
【おまけマンガ】は「戦星のバルジがドラマだったら」みたいなifストーリーです。
堀越先生、NEXTでシャワーネタ多いですね。やっぱり袋とじだからなのか……。
全16話で打ち切られてしまった作品ということもあり、展開がかなり早いです。
帯に「アストロ出生の秘密が明らかに…!!」とあるんですよ。
ジャンプ掲載時に全く読んでいなかったので(立ち読み時に掲載位置を確認するくらい)、見当違いの推測をしていました。
双子とかなんだろー?と思っていたら、それの斜め上を行く展開に素直に驚いてしまいました。
暗黒(ダーク)エネルギーすごすぎるでしょう。
何がすごいって、15年も誰も気付かない上に不具合が起きなかったってことですよ。
いやー、びっくりです。
ブラックに関しては、連載がもっと続いていたらこの位置では登場していなかったんだろうな、と思います。
彼は中ボスでしょうけど、大事な情報を知っている人物でもあるわけで。
アストロ=バルジであることを本人に告げず、読者に明かされてもそれはそれでよかったんだろうなと思いました。
むしろそっちの方が個人的には良かったかも。
それで「やはり運命は変えられぬか」とか言って意味ありげな出演でも良かったかなーと。
まあ、今更言ってもどうしようもないんですけど。
王はバルジが偽物であることを知らずに愛情を注いでいました。
それを慮って、バルジが偽物であり、アストロは自身が本物であることを報告しようとしたティアマトを止めます。
アストロは本当に優しい子どもです。
家族思いの優しい子どもであるからこそ、こういう話になったんでしょうね。
堀越先生の次回作に期待したいです。
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