知らない国の物語/川瀬夏菜
アルデラの王女・ローズマリーは、兄・マーシュの勝手に決めたユリネラの王子・レイノルとの縁談に激怒。そこで縁談をぶち壊すため、マリーはメイドと偽りユリネラに潜入!! し かし噂とは違うレイノルに接し、マリーは♡ おてんば姫のドキドキロマンス♡ 待望の登場。
少女マンガが読みたいなーと思って引っ張りだしてきました。
ナンバリングはされてませんが、この作品全3巻です。
今巻は
「知らない国の物語」が4話まで、読切
「声の魔法」が収録されています。
まずは
「知らない国の物語」。
小国の王女・ローズマリー(通称マリー)の元に持ち込まれた縁談を嫌がり破談にせんと相手の元に潜入するんです。
そして王子と触れあっていくうちにだんだん惹かれていき……というストーリー的には王道な作品です。
元々、読み切り+3話ララにありがちな作品形態だったらしく、登場人物はそう多くないです。
主人公でヒロインのマリーことローズマリー姫。
お相手の王子さま・レイノル。
マリーの兄でいろいろと画策しているらしいマーシュ。
がメインかな?
それにメイドさんが数人と、各話でゲストキャラとして
レイノルを慕っていたらしいお姫様・メイリーナ。
レイノルの兄の部下で監視役・トルク。
マリーの幼なじみでこちらも王子・ユノス。
こう並べてみると、地位の高い人たちばかりですね。
まあ、マリーがそう見えなくても王女ですから仕方のないことなのかもしれませんが。
物語的にはそう目新しいことはないかもしれません。
でもマリーみたい行動力のある女の子は好きです。
それでも、2階から跳び蹴りを食らわせる勢いで飛び降りるのはいかがなもんかとおもいますけどね(笑)
自然あふれる小国のお姫様・マリーと科学技術の発展した大国の王子・レイノルの恋はまだはじまったばかりです。
次は
「声の魔法」。
タイトルに魔法と入っている上に表題作がおもいきりファンタジーなので、こちらもそういうのかと思いきや、ふつうの学園ものです。
放送部の主人公・志乃ちゃんの声に惚れてしまった取井少年が猛アタックする話。
なんというかかわいい。
取井少年がワンコ系なので下級生だとなお良かったんですけどね(笑)
起承転結はっきりしてるので、読んでてわかりやすかったです。
ふつうに好きです、この話。
取井くんの制服(というか学ラン)がダサく見えたのが残念でした。
続きは忘れないうちに紹介できたらいいなと思います。
ていうか、ここ最近メイド登場率高くないですか。
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