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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【漫画】川瀬 夏菜」の記事一覧

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私のシンデレラ

私のシンデレラ/川瀬夏菜
ロマンティックな物語を夢見るツバキ姫は、16歳の誕生パーティーで必ず付き合う男性を選べと父王に言われる。困って、シンデレラの様な境遇の青年・アオイに秘密のお願いを…!? 表題作の他「放課後ファニーワーク」「星降るおくりもの」「カルテットカルタ」の3編を同時収録★


川瀬さん、7月に新刊出るんですね!
5年ぶりくらい?値段からして多分大判かな?


あらすじにもあるとおり、
【私のシンデレラ】…境遇シンデレラな強かな青年と夢見がちなお姫さまの話。
【放課後ファニーワーク】…小学生の時のクラスメイトと再開し、手芸部で頑張る話。
【星降るおくりもの】…お嬢さまとその世話をするために女装してやってくる少年の話。
【カルテットカルタ】…学校行事で百人一首の大会に挑む少年少女の話。

が収録されています。

毎度のことながら、川瀬さん本当に女装させるの好きですね。
ほぼ毎巻誰かしら女装してますよね。
ラピスラズリの王冠だけしてないのかな?
今回も【星降るおくりもの】に登場する男の子が女装してます。
まあ、川瀬さんの絵って男女の区別があまりないので、髪型や服装で判断しているので、女装されると言われなきゃわかんないんですけどね(爆)


個人的に、今回はあまりいいなと思える作品はありませんでした。
おもしろくないわけじゃないんだけど、大好きだとか、印象に残るような作品がないというか。

多分、女の子が弱めだからなのかな、と。
川瀬さんの作品って、女の子が強いんですよ。
悩んだりもするんだけど、最終的には自分の力で未来を切り開いていく感じとでもいえばいいかな。
なんだけど、今回収録されている作品は男の子に翻弄されている感じが強くて。
だからそれに違和感があったんだと思います。

あえていうなら表題作が1番好きかな。
表題作が連載になっていたらそれなりに楽しめたんだろうな、とは思うんでちょっともったいない気がしました。


収録されている作品が雑誌に掲載された時期は2002年~2007年までと結構バラバラ。
【カルテットカルタ】にいたっては10年以上前の作品なんですね。
あまり古い印象を受けなかったので、ちょっとびっくりしました。


今度発売される新刊をのぞくとまだ紹介していないのはあと1冊かな?
近いうちに紹介したいと思います。

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ガーリッシュシーズン

ガーリッシュシーズン/川瀬夏菜
4人姉弟の末っ子、葉月は男の子なのに一番女らしくて(!?)しっかり者。ある日、姉の後輩の真奈が遊びに来て家中大騒動! 不器用で危なっかしい彼女に目が離せない葉月は!? 表題作他「真実のスペル」「江戸ルネサンス」「未完成幸福記録」収録。川瀬夏菜初の読切作品集!!


昨日に引き続き今日も少女漫画です。
これもまた微妙に古いんですが、あんまり気にしないで下さい(笑)


あらすじにもあるとおり、4作が収録された短編集です。
作者が意図して世界観の違う作品を選んだとのことなので、現代モノあり、ファンタジーあり、和風ありと楽しめます。


『ガーリッシュシーズン』
プリティボーイのサプライズ・ラブ(帯参照)。

表題作です。4人姉弟の一番下・葉月が主人公。
女顔であることもあり、姉たちにいじられて女装が日常になっている少年が恋をして成長する話です。

可愛いです。
きっと真奈ちゃんはふとした瞬間に葉月を男だと意識してしまってドキドキするんだろうなぁ。

作者によると姉弟4人それぞれが主人公の作品をオムニバスのように描けたらと思っていたようなんですが、実現はしなかったようですね。

というか川瀬さん女装ネタ多いな。


『真実のスペル』
ファンタジック☆ラブリーロマンス(帯参照)。

呪いをかけられた魔女と王子の話。
元々の構想としては知らない国の物語として描くつもりだったんだとか。
川瀬さんの作品って、女の子が男の子をいい方向に変えていく話が多いのですがこれもそんな感じ。

正直、アニスとゼクトよりも2人に呪いをかけた魔法使いの方が気になりました。
7年前から変わっているように見えないし、何故呪いをかけて回っているのかとか。
まあ、描かれることはないんでしょうね。


『江戸ルネサンス』
沙世の文明再生ファンタジー(帯参照)。

文明が進み、世界が滅びかけたために過去の文明「江戸時代」を繰り返している話です。

エセ江戸モノで水戸黄門モノ。
水戸藩の姫である沙世と助さん格さんの3人がそれぞれの長所をいかして行動していくさまはなかなか面白かったです。

というか、1番人気だったという将軍様。
そうだろうなぁ、っていうのが素直な感想です。カッコいいですもん。


『未完成幸福記録』
近未来ときめきロマンス(帯参照)。

近未来の学校が舞台です。
人の感情を記録する少年・悟が主人公。

明るい性格である悟なんですが、彼の好きな人・麻知の現状を知るとちょっと悲ししくなってしまいました。
悟が明るいからこそ余計悲しいんですよね。

修平と唯華ちゃんのカップルは修平くんが苦労するんだろうけど仲良くやっていくんでしょうね。

麻知が目覚めたあと、4人でワイワイやっている状況が想像できる作品でした。


おもしろかったです。
川瀬さんの作品って1作だけ連載はあるけどそれ以外は短編集ばっかりなのかな?
またそのうち、紹介したいと思います。

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飛べない魔女 全3巻

飛べない魔女 第1巻 (花とゆめCOMICS)飛べない魔女 1/川瀬夏菜
ホウキに乗れない魔女・カリン。街で店を開く彼女だが、森に現れた魔女・リゼにお客を取られ大ピンチ! 偵察に出かけたカリンの前に現れたのはリゼの弟子・ルインだった。少しずつ彼に惹かれてゆくかリン。しかしルインは――!? 描下ろし充実!!マジカル☆ロマンス第1巻。
飛べない魔女 第2巻 (花とゆめCOMICS)飛べない魔女 2/川瀬夏菜
冬になり、森の魔女の店「空空」には客足が伸びずカリンリゼメルの3人は街の支店に移ることに。そこに現れた魔法の才能ゼロの人物が、森の美人魔女の噂を聞き魔法を習いたいと申し出て……? ホウキに乗れないカリンは信用されず、かわりにリゼが「美人魔女」に大変身―!?
飛べない魔女 第3巻 (花とゆめCOMICS)飛べない魔女 3/川瀬夏菜
南の森の魔女の店「空空」に魔女の弟子志望の少年・エルトがやって来た。でも、エルトの目的は他にあるようで…!? 一方、新古派の使い・ロッソに東部へ戻るように言われたリゼ。リゼへの本当の気持ちも言えず、ホウキにも乗れないままのカリンは…!? ときめきマジカルロマンス最終巻★


本当は昨日紹介する予定だった作品です。
これで川瀬さんの複数巻の作品は終了かな?あとは単巻で何冊かありますね。


1巻には1~3話と読み切り「約束の場所」が、2巻は4~6話と読み切り「幸山ミッション」、
3巻は7~10話までが収録されています。

前に読んだことがあるんですが、多分発売当時以来のことなのでほとんど覚えていなかったので楽しめました。


タイトル通りの「飛べない魔女」カリンが主人公の作品です。
基本的に精霊の力を借りて魔法を使うらしいのですが、南の魔女は精霊の少ない街中でも魔法を使うことが出来るエリート。
カリンもホウキさえ乗れれば……ってことらしいです。
でも、本人はホウキに乗れないのはともかく、エリート云々は気にしている素振りはなさそうだったので別にいいのかもしれませんね。

カリンがホウキに乗れなくなってしまったのは過去に高いところから落ちたためのトラウマ。高所恐怖症ではなさそうです。


この作品、女装率高いです(笑)
店「空空」に住んでいるメインとなる登場人物は4人。
カリンとその弟子・メル。
魔法教会の魔女でありカリンと一緒に南の魔女の元で修行したセリスと、
それ以前に一緒に修行し再開を約束した幼なじみリゼ。

4人のうち、後ろ2人は女装描写があるってどんな作品?って感じです。それが祭の仮装的なものならともかくそうじゃないからなぁ。
まあ、川瀬さんの絵柄が男女であまり違いがある感じじゃないので、女装していても全く違和感ないんですけどね。

新古派云々のルード先生の思惑は途中で気付いてしまいました。
きっとそうなんだろうな、程度でしたけど。
あの人は、手段を選ばない人な上、自身を省みない人だからああいうことになってしまったんだろうけど、悪い人ではないんでしょうね。


すごく川瀬さんらしい作品だな、と思いました。
明るく前向きな主人公がいて、秘密(というか影)を抱える男の子がいて。
悩んだり衝突したりしながらも最後はハッピーエンド。

描き下ろしのエピローグも好みです。
数年後の話なんですが、メルとエルトの口からカリンたちのその後を知ることが出来ます。
メルとエルトの関係もわかって、一石二鳥な感じ。


読み切りは「約束の場所」の方が好きかな。
約束の場所はタイムトリップもの、オチはけっこう序盤から読めていましたが。
「幸山ミッション」は現代学園モノながら忍者モノ。ぶっとんでるなーと思いながら読んでました。


川瀬さんの他の作品はまた来年紹介したいなと思います。

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