桃組プラス戦記 5/左近堂絵里
第4の鬼・紫鬼に桃太郎一行、魔女っ娘ステッキで立ち向かう!!
遂に現れた紫鬼は「こぶとりじいさん」の鬼で、かなりの強者&曲者。
美形生徒会長が統べるマンモス学園を舞台に激しい戦いが繰り広げられる…!
ちょっと久しぶりの桃組です。
最近刊行スピードが落ちているのですが、桜鬼編の続きが気になって気になって仕方ないです。
はやく続きがでないかな。
【第二十一話 猿、家路にてノ章】【第二十二話 蒼天下の羽瀬ノ章】
猿の獣器たちと遊んだり、鬼の情報を手に入れたりする話。
前巻で語られていたと思うのですが、猿の獣器は数が多く、同年代の子供たちを戦わせて買ったものを正獣器としてその1人だけが桃太郎の元にいれるんだとか。
祐喜と咲羽のハトコになるらしい彼ら。
彼らと咲羽の間にあった賭けだとかは見ていてすごい微笑ましかったです。
獣器たちにとって、主である祐喜の存在はとても尊いもので無条件で慕っているのが、なんか刷り込みっぽくて。その辺がちょっとどうなんだろうと思ってしまいました。
この辺の話、咲羽がグレてたことと何か関係があるのかな?
猿の家に残っていた記録で、桃太郎に呪いをかけた鬼の色が明らかになります。
赤、緑、蒼、紫、桃、黄、黒。
その内3体はすでにクリア済みですから残るところ4体。
おばあさんの話を聞いている限りだと、「クリア条件をつきつけてくる」のは今代の鬼が初っぽいですね。
そういうことを始めた理由って何かあるんでしょうか。
「そっちの方がゲームみたいでおもしろそうでしょう?」とか笑顔で言ってきたら……ちょっと怖いな。
そうして、祐喜たちは愛譚学園に戻ってきます。
そこに現れた生徒会長。22話のラストが何か怒りそうで怖いです。
【第二十三話 紫電轟く彼の王国ノ章 其の一】
【第二十四話 紫電轟く彼の王国ノ章 其の二】
【第二十五話 紫電轟く彼の王国ノ章 其の三】
生徒会長とデートして、紫鬼攻略に動く話。
22話はすごく不穏な感じだったんですが、会話が始まってしまえばそこまで怖くはなかったです。
でも、明らかに裏があるからなぁ……。
鬼として対峙したときは、きっと怖いと思います。
そして、夏休みの宿題を取りにいった一寸が重傷で発見されます。
一寸は祐喜に、「ルリカ……愛してる だから……戦う――」という謎の言葉を残します。
それは新たな鬼の手がかりで。
謎の言葉は「BE舞・ルリ花~second~」なるアニメDVDのアオリ文だったんです。
それを突き止めてきたのは雅彦だったんですが、なんでわかったんだろう。
どうやらこのDVDが発売されたのは一寸が襲われた日らしいんですよ。
放送当時見ていたってことでOK?
もっと突っ込むとしたら2年目のDVDBOXが出てることも非常に疑問なんですけどね。普通DVDBOXって通常DVD発売からしばらくしないと発売されない気がしたんですが。まあ私そんなに詳しくないんで間違っていたらごめんなさい。
それにしても、25話のルリ花風扉絵の桜子さん可愛い。
閑話休題。
新たな鬼は紫鬼。樗桔梗(おうちききょう)はこぶとりじいさんの鬼。
で、彼のクリア条件は「『戦い』という『舞』を見せてねじ伏せて勝て」。ようは戦って勝てってこと。
しかしながら彼は「牛鬼(うしおに)」なる存在で鬼の中でも獰猛さとパワーが強い武闘派なんだとか。
一寸の鬼でもあることからどうにかして条件クリアを目指します。
桔梗がオタクであることから彼の最愛のルリ花っぽい格好をして戦いに挑みます。
が、やはり牛鬼の名は伊達ではなくて――。
3人がやられてしまった状況で本編は次巻へ続きます。
【だって…プロだから!!】
期末試験、紅と雅彦のテストの話。
23話の扉絵後に収録されています。
理数科が問題をといて取得したアイテムを芸能科が着こなすってものだったんですが、紅すごかったです(笑)
【番外編 リンゴ・メロン・イチゴ組ビーチ戦記ノ章】
みんなで海へ行ったときの話。
モブというか、3人娘が逆ナンしていく形ですね。
3人娘は蜂原メロン、栗原イチゴ、臼原リンゴ。名字からして彼女たちはさるかに合戦の蜂、栗、臼の生まれ変わりらしいです。
けっこう好きです。この話。
この作品の女の子はみんな強いなぁと改めて思わされる話でした。
なんとも気になるところで終わっているので、あまり間を空けずに紹介できたらなぁと思います。
けど、きっと気付けば数ヶ月たってるんだろうな。
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