サーバント×サービス 4/高津カリノ
某市、某区役所――の保健福祉課。
"現代版じゅげむじゅげむ"に対する"隠れオタク"の想いは、いつかのまたいつかで保留中。
けれどいつの間にか一緒にいた時間が少しずつその"いつか"を近づけていたようで…?
みんなの想いも含めて、大事な決戦はクリスマス!!
あ、これは本当の最終巻ですのであしからず!
この間購入してきた1冊です。
あらすじにある通り、最終巻です。
帯には
「今までも、これからも名前を読んでほしいから。
ずっと言えなかった事がある。ずっと聞きたかった事がある。正反対の二人の出会い。
それはきっと偶然で必然。"お役所WORK4コマ"、これがラストのお勤めです!!」
とあるんですが、それを読んだだけでも結構おっ、となりますね(笑)
前巻は長谷部さんが"現代版じゅげむじゅげむ"と称されるルーシーの出生届を受理したのが自身の父で、父は子ども(=自分)のことを心配していたがゆえにそれを確認することなく受理してしまったと知ってしまったところまででしたか。
その事実を知りつつも、ルーシーにいうことが出来ずグダグダしていたんですよね。
今回は最終巻ということもあり、話は一気に進みます。
千早さんの野望(みんなをコスプレさせること)も叶ってますし(笑)
広げた風呂敷をたたみにかかってるなぁ、と。
この作品内におけるカップリングは、長谷部×ルーシー、一宮×千早は確定。譲二×三好は微妙な感じでした。
長谷部さんも一宮さんも(いろんな意味で)告白出来たし、確定組2組は進展してます。
特に一宮兄妹と千早さんの関係はよくもまあこんなに上手くまとまったなぁ、と。
でも、塔子ちゃんのおバカ加減には千早さんや花音ちゃんでもなくても心配になります。
勉強は出来るらしいので、頭が悪いわけじゃないんでしょうけどね。
譲二と三好さんはなんだかんだ言って時間の問題かなぁ、と。
ただここ2人は、すれ違いそうでもあります。
三好さんは大学に戻りたいという思いはまだあるし、譲二は銀行員で転勤があるらしいので下手したら遠恋になる可能性もあるんですよねー。
うーん、この2人の今後は作者のみぞ知るになるのかな。
そして、メインカプでもあった長谷部さんとルーシーですが、アニメと違って長谷部さんがめちゃくちゃグルグルしてますね。
初期のチャラ男のイメージはどこへ行ってしまったのか、といった具合ですが嫌いじゃないですよ(笑)
課長と長谷部父との会話は、本人たちに悪気がない分悪いよなぁと。
でもそのおかげ丸く収まるあたりさすが長谷部家です。
ルーシーのくっそ長い名前はとうとう改名されることになるわけですが、「ルーシー」を残した意味を看破できなかった長谷部さんにもう可愛いなぁと(笑)
正直、アニメはあまり面白いと思えなかったんですが、原作はそれなりに楽しめました。
単行本は4冊といえど、連載期間は7年間とかなりの長丁場です。お疲れ様でした。
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