からっと! 1/渡辺祥智
魔法の国カラット、その時期女王の座をめぐる
魔女っ子代理戦争勃発!?
魔法少女コミックのカッティングエッジ…たぶん誕生!!!!!
からっと! 2/渡辺祥智
魔法の国カラット、その時期女王の座をめぐる
魔女っ子内裏戦争ついに(早くも?)終結!?
とことんユルめな魔女っ子バトルの果てに待つ、投げっ放し…いや衝撃の結末は!!!?
渡辺さんの作品でまだ紹介していないのは銀の勇者だけかと思っていたんですが、これもまだ紹介してませんでしたねー。
すっかり忘れてました。
この作品1巻発売から2巻発売までかなりの間があいていたんですよね。
もう出ないのかなーと半分諦めていたので2巻発売を知ったときは嬉しかったなぁ。
全13話のグダグダ魔女っ子ファンタジーです。
魔法の国カラットからやってきた二人の少女ユニとメリッサ。
2人が「意思の石」をかけて戦い、先に5つの石を手にした方が王子ハニエルの強大な魔力を手にして、新たなる女王となるわけです。
しかし2人は仲のいい友達同士で戦うことを嫌がり、「代わりに戦ってくれる人」に変身コンパクトを託すんです。
その代理戦争に参加することになったのは見た目委員長(みつあみおさげ、眼鏡)な馬場香音と、
カノンよりも魔女っ子っぽい男・鹿島歩人。
正直、カノンは魔女っ子としてはいろいろひどいです。
変身の呪文が「肉うどん」。魔法の杖を出す呪文は「皿うどん」。
ほかにもいくつかあるんですが、だいたい麺類です(笑)
この2組とハニエル王子の魔力を狙うブリリアント四天王なんかが絡んでグダグダやってるわけです。
ブリリアント四天王は四天王とか言っておきながら3人しかいないんですよ。
バカの子・ジェラルド、アホの子・ゼン(ちょっとオカンっぽい)、マヌケな子・アイザック(呪いのせいで魔法を使うと全部自分に返ってくる)の3人組。
ジェラルドを見ていると
ロキのフレイを思い出してしまいます。
渡辺さんの作品ってたいてい何かしら悲しい出来事があるんです。
物語は最終的にハッピーエンドなんだけど、絶対どうしようもない別れがある。
でもこの作品はそれがなくて。変わりとばかりグダグダ具合が半端ないですけどね。
帯にあるとおり、結末は衝撃的です。
「え、コレで終わり!?」と。
折り返しの作者のコメントに「グダグダ女王試験編終了です」とあるので、新章の構想があったのかなーと。
いまいちよくわかりません。
こちらも珍しいなと思ったのですが、2巻の巻末おまけ2ページで魔女っ子たちの間にフラグが立ってるんですよ。
渡辺さんって男女絡みはあるものの、まず恋愛には発展しないんですよ。だからこういうあからさまなフラグに妙にテンションあがってしまいました。
もし、続編が描かれることがあるなら、その辺を書いて欲しいなと思いました。
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