アナザーコード 2つの記憶
少女に届いた小包、そこには亡き父からのメッセージが…
『さわれる推理小説』が誕生!
DSならではのミステリアスな仕掛けの数々が待ち受ける!
パパはどこにいるの?
14回目の誕生日の直前、わたしに届いた差出人不明の小包は3つの時に死んだはずのパパからの手紙と小型の機械だった。
その手紙を手掛かりに、わたしはブラッド・エドワード島に向かった。
お正月に購入したゲームをクリアしたので紹介します。
主人公は13歳の少女・アシュレイ。
物語はアシュレイとゴーストの少年・ディーが屋敷の中を探索し、アシュレイの父と失った記憶を探すという話。
DSが出始めたころに発売されたものなので、作中に出てくる機械DASの造詣が初期DSなのにまず驚きました。今あのごついDSってまず見ないですよね。
ストーリーは4時間半程度でクリアできてしまうという物足りなさ。
アシュレイの父・リチャードが残したメモ変わりのDASカードが1周目と2周目では違うというのを攻略サイトで見かけたので2周プレイしてみました。
が、違うのはそれぐらいだったので正直2周やる必要はあまりない気がします。
ネットで探せばDASカードの文面が一覧になってるサイトありましたしね(爆)
ブラッド・エドワード島にある洋館の中を探索していくわけですが、隠し部屋だとか奥に進むにはさまざまな仕掛けを解いていかなければいけないので、そこはそれなりに楽しめました。
でも、その謎をとく過程でも正解音とでもいえばいいのかな?
音がなって解けたことがわかるものと、特になんの合図もない謎とがあってそれの区別がつけられなくて戸惑ってしまうときがありました。
特に写真立て。あれ難しいです。
しかしながら、物語の根幹となっているふたつの事件の謎解きは非常に弱いです。
選択肢を間違えてもなんのペナルティがないのはまあいいとしても最後の最後でアシュレイが記憶をよみがえらせる点だとかはちょっとご都合主義がすぎるなぁ、と。
3歳のときの記憶なんて覚えていないのが普通。思い出そうと思って思い出せるもんじゃないでしょう。
事件があったのが6歳くらいの時の設定で母が殺されるというショッキングな出来事を目撃してしまったために記憶を失ってしまった。何かの拍子で思い出すことがあるかもしれない、とかそういう設定なら気にならなかったのに。
もったいない。
また、ディーの記憶もゲームを進めるうちにどんどんよみがえってくるわけですが、正直最後の方はディーが可哀相になってくるというか。
自分の父親が病んでいったらしいことがわかっていくわけじゃないですか。
仕掛け自体は利用されていたから動くのはまあいいとして、50年以上前の絵や手紙が放置されていてまだ読める状態にあるというのが若干腑に落ちなかったのですが、そっこはつっこんじゃダメですね。
談話室でアシュレイの父が登場するわけですが、はじめ「え、こんなカッコいいの!?」と驚いてしまいました。
なんとなくイメージが科学者とはかけ離れていたので。
で、実際そこで出会った父はニセモノで。やっぱりなーと妙に納得してしまいました。
最後はハッピーエンドというには若干問題のある終わり方ですが、ディーも成仏してよかったなぁ、と。
ちょっと寂しい気もしましたけどね。
最後の謎が示唆する続編・
アナザーコード:R 記憶の扉も出ていますが多分買わないだろうなぁ。
この作品、新品で買うにはオススメしませんが、中古だと1000円しないで買えるので気に入らなくてもまあいいか、と思えるんじゃないかと思います。
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