哀しみの終着駅 怪異名所巡り3/赤川次郎
どうして成仏できないの?
哀しいのは、人間も幽霊もみな同じ。
声なき声に耳を澄まし、怪異事件を見事に解決!
お待ちかね、霊感バスガイドシリーズ第三弾!
図書館で借りてきました。
赤川次郎さんもこれで3冊目ですね。
赤川次郎さんの作品は自分で買うことはないし、そうたくさん読むことはないと思うんですけどカテゴリ作りました。
『忠犬ナナの伝説』
『哀しみの終着駅』
『凡人の恨み』
『地獄へご案内』
『元・偉人の生涯』
の5編が収録されています。
相変わらず読みやすいです。今回は1時間くらいで読めたかな?
巻頭に収録されている『忠犬ナナの伝説』のオチは読めました。
そうだろうなぁと思っていたので、そこまで驚きませんでした。
『哀しみの終着駅』の駅名も、ある程度予想できました。
だって、タイトルと雑誌の見出し以外すべて「しゅうちゃく駅」と書かれていたんです。
きっと、何かあるな、と簡単に予想ついてしまいますよね。
今回収録されている作品だと、『地獄へご案内』が好きです。
おばあちゃんに何かあるんだろうな、とは思ったのですが、ああいうオチだとは。
でも、おばあちゃんのことに気付かなかった町の人たちはちょっとどうなの、と思ってしまいました。
まあ、ありえることだとは思いますけどね。
元々、弱小バス会社であったすずめバス。
だからこそ藍が「霊感バスガイド」として売り出されていたわけですが、なんとなく雲行きが怪しくなってきましたね。
社長は浮気してるし、修理会社への支払いはかなり滞っているようだし……。
赤川次郎さんの作品ということを考えるとこのままの路線で行くのか、転落していくのかちょっとハラハラしてしまいます。
図書館には5巻くらいまでありましたから、ゆっくり読んでいきたいと思います。
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