れでぃ×ばと! 12/上月司
自分の気持ちを認めたセルに亜と朋美。秋晴を想う二人のお嬢様は、ついにそれぞれのやり方で、彼に禁断の告白を決行する――!?
一方、少し時はさかのぼり、男装の秘密を隠し続ける大地までも、自らの乙女ゴコロを止めることができず、秋晴へ想いを伝えようと意気込んでいて……。
見た目ヤンキーな不良執事候補生・秋晴の行く末や如何に!? 少女達の赤裸々な想いが渦巻くクライマックスまっただ中、告白だらけで肌色だらけで――!?
お嬢様とメイドさんの学園ラブコメ、一人の男を巡り、ついに女の戦いが勃発ですっ!
最終巻が発売されたれでぃばとです。
地元で売ってなくてまだ購入できていないのですが、ネットで買うにも家族名義なので躊躇われてしまって……。入荷されるのを大人しく待つか今度遠出したときに見ようと思います。
12巻は今までに比べて表紙が大人しいなーと思ったら口絵が半端ない。
口絵でぼかし入るってどういうこと……。
買うときにカバーつけてもらったのですが、すごく恥ずかしかった覚えがあります。
これ男女関係なく気まずいんじゃないでしょうか。
まずは
【第29話】。
前巻で前振りのあったクリスマスの話です。
今回の従育科試験はクリスマスの舞踏会でダンスのパートナーをつとめること。
ただのダンスの相手ってだけなら乙女心はそこまでゆれません(笑)
「クリスマスにダンスに誘う」ってのに皆いろいろ考えてしまって。
読んでいて非常に楽しかったです。
というか、みみなとピナのちびっ子コンビが秋晴とあーでもないこーでもないと話しているのを見るのが好きなので今巻はけっこううれしかったです。
しかしながら、授業で習うとはいえ庶民である秋晴にとってダンスなんて縁のないものでしたからね。セルニアに教えをこいます。
四季鏡を連れてきた時点でなんとなくそういう状況になるのは読めます。
悪い子じゃないんだけどなー。
セルニアからカードを渡されるってところでまったをかけたのは朋美。
セルニアと朋美、同時にカードを渡され、秋晴は選択を迫られます。
秋晴が選んだのは朋美。
その理由は「主人として雇われているのをリアルに想像できたのが朋美だったから」とのこと。
確かにセルニアは喧嘩友達っぽいですもんね。
秋晴を好きであることを自覚したセルニアにとっては、その答えはちょっと救いで。
誕生日プレゼントを渡されたこともあってかなりときめいてしまいます。
この場面の挿絵が普通に可愛いです。
思わず、核心をつく質問をしてしまいそうになったセルニアですがそれは大好きな父親によって水をさされることに。良かったのか悪かったのか……。
次は
【第30話】。
今回の従育科試験のパートナーは2年生限定。
秋晴の知り合いで2年生となるとみみなと中東主従。
ヘディエに借りを作りたくないので、実質選択肢はないわけですね。
試験の内容は「パートナーのことをどれだけ知っている」かというもの。
みみな頑張ります(笑)
が、最後に全部セルニアに持っていかれます。
まさかの怒りながらの告白。
しかしそこから先何を求めるというものではないんですね。
しかも、その光景を影から朋美が見ていたらしくって……ってところで最終巻に続きます。
すごい気になります。
ラストは
【番外編 揺れ動く乙女ゴコロ 男装少女決意の時!?】。
偶数巻恒例の大地が主役の番外編です。
ってことはこれが最後?
うーん、みみなといい大地といいなんとなく残念な感じ。
ハーレム系ラブコメであるのにも関わらずだいぶ前からほぼセルニアと朋美の二択ですからね。
大地とくっつくことはまずないだろうなぁ、と予測がついちゃいますからね。
男装少女のルームメイトにはやっぱり定番の「女子であることがバレちゃったけどばれないように協力する」的なことをやって欲しかったです。
男子だと信じられたままで食い込むのは厳しいものがありますからね。
……いや、最近だとありか。
でもやっぱり男性向けラブコメですから、なしですよね。
卒業までに告白することを決意する大地ですが、そこまで描かれることはないんだろうな、ってのがわかるので残念。
なるべく早いうちに最終巻を手に入れたいと思います。
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