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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【小説】上月 司」の記事一覧

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れでぃ×ばと! 1

れでぃ×ばと! (電撃文庫)れでぃ×ばと! 1/上月司
 外見はばっちり不良、極悪ヅラの高校生・日野秋晴が編入したのは、学力よりもお家柄がモノを言う元お嬢様学校、白麗陵学院。庶民だし女子でもない秋晴が白麗陵に編入したのは、学院に新設された従者育成科に入るため。……従者育成科というのはつまり、メイドさんや執事さんを育てるための専科なわけで……。
 優等生の皮を被った極悪幼馴染みとの再会や、超ドジっ娘メイドさんやらと組んずほくれつの交流を経て、秋晴は立派な執事になれるのかッ!?
 ちょっぴりえっちなハイソ系禁断(!?)ラブコメディ、始動ですっ!


おもしろいだけの話が読みたいなーとか思って引っ張り出しました。
順番的にはカレとカノジョと召喚魔法の4巻を読むべきでしょうけど、そろそろ昼行灯でしたっけ?すごい悪魔とか、井沢の正体とか井沢の妹とか登場してシリアス色も強くるんじゃなかったかなー、とか。

なので今日はこちらです。


この作品、作者買いしたものなんですが買うのがめちゃくちゃ恥ずかしい。
確か、本と本の間に挟んでレジに持っていったような覚えがあります。

基本アナログな人間なので、そのころはまだネットで本を買うっていう発想がなかったんですよ。
今はネットで本を買うことを覚えましたが、基本家族みんなで取りまとめて一緒に購入するので、頼めないです。
普通のラノベならともかくなぁ……。


今回は3話まで収録されてます。
秋晴くんが白麗陵に転入し、不審者に間違えられたり、カレーぶちまけられたり、着衣水泳したりします。

1話である程度のキャラが登場してたんですね。
朋美にセルニア、楓に深閑、みみな先輩に鳳、そして大地。名前だけとはいえ、四季鏡姉にエストー(ってピナですよね?)も登場してるとは。
うーん気づかなかった。

というか、口絵を見るだけでも大地の特殊さに気づくべきでした。
確か作中で明かされるまで「あれ?」って思うことはあっても、あんまり気にしてなかったんですよ。
口絵で男子は1ページ、しかも目次と同ページでまとめられているにも関わらず、大地だけページが違ったことに気づくべきだったんですよね。


登場人物が多いので、今回はほぼ顔見せ程度ですね。
ラブコメというか今巻はコメディ色が強いです。

みみな先輩好きです。可愛い。ロリータってあんまり好きになれないのですが、みみな先輩はいいなぁ。

セルニアの真っ直ぐさは見ていておもしろいですね。
レンタルマギカのアディリシアさんを見ていても思いますが、貴族であること、家に誇りをもって真っ直ぐ立つというかそんな感じ。

朋美がセルニアと秋晴をぶつけてそれを見て楽しんでいる状態ですが、ちょっとした違和感を覚えているよう。
その思いが自覚されるのは結構あとだったと思うのですが、そうなると楽しいですね。

この作品って私にとって買うときのハードルが高すぎるのが難点ですが、それさえ超えればなかなかにおもしろいです。

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カレとカノジョと召還魔法 3

カレとカノジョと召喚魔法〈3〉 (電撃文庫)カレとカノジョと召還魔法 3/上月司
 カレ:水瀬遊矢。頭脳すこぶつ明晰。緊張感・恐怖心の欠落がそろそろ限界に……。
 カノジョ:白銀雪子。容姿端麗。通称“荒雪姫”。カレとの関係を進展させるべく奮闘中。
 台風祭:風見野航行の文化祭。例年多数の怪我人を出す。
 特別執行委員:台風祭の際の抑止力として、白銀雪子が任命される。
 デザイア:条件を満たせば儀式も呪文も要らず、ただ手にとってその蓋を開けるだけで起動する召還術具の傑作。


結構ひさしぶりのシリーズです。
これが上月さんの作品3つ目なので、カテゴリ作りました。


今回は文化祭の話です。
文化祭でテンションのあがった生徒たちを雪ちゃんが粛清してまわってる間に親友にいろんなことが起きてしまいます。

雪ちゃんの友達・高峰美樹が手に入れた宝箱・デザイア。詳細は上のあらすじにて。
ようは高峰さんが、悪魔を召還(性格には招来)してしまうんです。

そして、それによって雪子、遊矢、井沢玲の秘密をしることになります。


それでぐるぐるして、いろいろ悩んで、「ゆっこちゃんみたいになりたい」と願うのです。
雪ちゃんは若干短気で頭が弱いのが欠点ではありますが、確かにすごく魅力的です。
文化祭準備期間中の様子を見ても女性には好かれやすいようですし。読んでいて雪ちゃん可愛いなぁ、と思うのも確かです。

でも、本人のいうこともわかるんですよね。
似たような人ってめちゃくちゃ仲良くなるか反発するかだいたいどちらかなんですよね。


今回いろんなことが進展していきます。
雪子ちゃんが遊矢との関係を大勢の人の前で宣言したり、玲の正体が明らかになったり、リールゥを捕まえるだけでは遊矢が壊れてしまうことがわかったり。
ついでに、遊矢が普段から計算して表情を作り演技しているらしいということも描写されています。

遊矢の演技が上手いのは、普段からずっと演技しているからなんでしょう。
ただあくまで日常生活での演技なので、声を張る必要がないからまどか先輩には劣るんでしょうけど。


雪ちゃんのようになることを諦めた高峰さんですが、最後、遊矢のお膳立てで玲に告白することに。
けっこうあのやりとり好きだったりします。
「オレと雪姫とどっちの方が好きだ?」ってからかわれてるところを見る限り、高峰さんが玲に抱いている感情は恋情ではなく、憧憬なんだろうな。


一番最後に遊矢がデザイアを手に入れ喜んでいる描写があるんですが、それに喜ぶってことは遊矢はちゃんと正常な体に戻りたいって意思はちゃんとあるんだな、と。
現状救いのない状態ではあるんですが、まだ諦めていないんだな、と。

1度読んでいるんですが、すっかり忘れてしまっているので次巻以降どう展開していくのか楽しみです。

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カレとカノジョと召喚魔法 2

カレとカノジョと召喚魔法〈2〉 (電撃文庫)カレとカノジョと召喚魔法 2/上月司
 カレ:水瀬遊矢。頭脳すこぶる明瞭。緊張感・恐怖心ともになし・
 カノジョ:白銀雪子。私立風見野高校一年生。容姿端麗。通称“荒雪姫”。近頃、カレへの恋心を自覚中。
 セーレウス:翡翠色の瞳と二つにくくった金髪を持つ二階位天使。見た目は幼くとも地上に降りて600年の、一部限定有名天使。来日の目的は……?
 ポルターガイスト:心霊現象。つまり幽霊が引き起こす現象のこと。最近、近所で、奇妙な事件が頻発しており、その周辺では幽霊らしい目撃情報もあり……。
 カレとカノジョの恋の魔法:ゆっくりゆっくり進行中?

カレとカノジョと召喚魔法 1の続編。
悪魔召喚の代償として緊張感と恐怖心を失った少年と少年に助けられて超常の力を得た少女の話。
初版なので誤字脱字がありました。まあ仕方ないですね。
こういうの見ると、プロでも身近に感じられる気がします(笑)


今回は夏休みの出来事です。
夏休みとはいえ普段と変わらず風見野からでることはないんですけど。
けどまあ、夏休みなのでサービスショット的な出来事もありました。

あえていうなら、雪ちゃんは胸ないこと気にしてるならフリルでごまかすとかすればいいのに、と思いました。


さて、本編の感想をば。

本編はあらすじにもあるとおり、謎のポルターガイストの原因を探ります。
何度か読んだことのある本だったのですが、内容をすっかり忘れていたんですが、途中である程度思い出してしまいました。
それでもかなりおもしろかったです。

雪ちゃんが今回登場する少女・久世律乃に自身を重ねてためらってしまうのですが、それも仕方のないことだな、と。
正確には「奇跡が起こらなかった自身の未来」。
雪ちゃんが今現在普通に生活していられるのは身近に遊矢という奇跡を起こせる少年がいたから。
遊矢がいなければ不自由を強いられていたことは間違いないでしょうからね。


井沢玲と新聞部・武藤アキの正体は悪魔。
前巻の巻末で明らかになっているものの、遊矢と雪ちゃんはその記憶をなくしています。
なので、普通に友人として登場しているんですが、遊矢気づいているんじゃないかなぁ、と思います。

それというのも、幽霊との戦闘中に井沢はアキに雪ちゃんを呼んでくるように頼んでるんです。
けど、実際雪ちゃんに遊矢の危機を知らせたのはリールゥ。
「武藤アキはどこ行った?」ってなりませんか? その後武藤アキからフォローはいっていれば話は別ですけど、それもありませんし。
それに、武藤アキ&井沢玲がけっこう調査に同行してるんですが、セーレウスとの接触はなし。
『感識者』セーレウスの設定からして接触してしまえば正体が見破られてしまいそうですからね。作者が避けたってのが真相なのかなぁと思います。

全編読んで井沢玲に関しては根拠が弱い気がしないでもないんですが、遊矢が気づくのには十分な気がしないでもないです。
まあ気づいていてもいなくてもそこまで問題はない気がするんですが。


遊矢の雪ちゃんに対する思いが深い。
感情が磨耗してほとんど動きがないというのに、雪ちゃんに対する思いがあそこまで大きいことに驚きました。
まあ、遊矢自身長生きできるとは思っていないからってのもあるんでしょうけど、それだけ大切なんだろうなぁ。


最後結構どうでもいいんですけどポルターガイストをやっていたほうの幽霊がボクっ子だったことにびっくり。
絶対驚くべき所はそこじゃないと思うんですが、思わず驚いてしまいました。



明日は何読もうかなぁ。

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