レンズと悪魔 2 魔神跳梁/六塚光
かつてすべての悪魔をすべ、今は封印されているという魔王の八つの眼の化身――それが魔神だ。エルバはそのうち一人、氷結の魔神(ルナ・ルガ)の円盤(レンズ)を父から継いだために、魔神の契約者たちが繰り広げる殺し合い(ディアボリック・パーティー)に参加することになる。そんな矢先、悪魔召還の師匠が殺され、片眼がくり貫かれた無残な姿で発見された。魔神はすべて隻眼――これは新たな敵からの宣戦布告か!? 大人気の無限闘争(デモーニッシュ・ソードオペラ)第2幕、バベルハイズ博物館の面々が立ち上がる!
レンズと悪魔の2巻です。
今回は若干グロイ表現があってうわあ、となりました。
まあ、読んだときは気持ち悪く思うもののひきずるほどひどい表現ではないのでまあ大丈夫かな?
前巻で魔神と契約し、八眼争覇に参加することになったエルバ。
エルバはルナに塵器を抜かれてしまうと、悪魔を召還できないことから、身を守るすべをえるため特訓するところからはじまります。
エルバの考えもわからなくはないんですが、ちょっと無謀かなぁ、と思いました。
何か別の方法を考えるべきかと。このままじゃ特訓中に死亡とかそういうこともありそうです。
今回新たに登場する八眼争覇の参加者は2組。
エルバをライバル視するクルトと<幻影の魔神>ベル・ベム。
サクラの幼なじみのカエデと<電光の魔神>マロ・マロ。
はじめ、クルトが登場したときはかませ犬というか、なんというかそういう存在かと思ったんです。
なんかお坊ちゃんっぽいし、実技試験で1番じゃなかったから云々とか言ってるし。
「どうせエルバにボコボコにされるんでしょう?」と高をくくっていたのですが、まさかあそこまでやるとは。
けど、クルトの行動は怖かったです。
途中ちらりと登場した少年に対する行動が特に。
まさかそんなことするとは……。
カエデに関してはまだ登場しただけというか。そんな感じ。
サクラをはさんで複雑な心境であろうエルバとカエデ。
揺れ動く少年たちがどういう行動に出るのか、今から楽しみです。
八眼争覇の裏が少しずつ見え隠れしてきました。
すごい権力を持つものが介入し、過去の参加者による監視&粛清。
ただ戦ってレンズを奪い合えばいいってものじゃないようです。
まだ見ぬ参加者はあと3組。
『先生』なる存在が非常に気になるのですが、あの口ぶりからして『先生』の登場はまだ先っぽいなあ。
多分、『先生』は満を持しての登場になるのでしょうね。
シリーズ途中までしか読んでおらず、途中まで読んだ話もほぼ覚えていないという状態なのですごく楽しみです。
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