ポリス猫DCの事件簿/若竹七海
事件、トラブルてんこ盛り。ホント猫の手も借りてます。
100匹を超える猫と、息つく間もなく起こるトラブル。
“猫島”にひとりのおまわりさんは、今日もてんてこまい。
これでもかとばかりに襲いかかる大小様々な事件に忙殺される七瀬晃巡査と、頼れる相棒・ポリス猫DCの活躍がたっぷり楽しめる、傑作コージー、ミステリ!
図書館で借りてきました。
画像を載せるのに、ブクログで調べてみて知ったのですが、これ前作というかシリーズがあったっぽいです。
猫島ハウスの騒動/若竹七海
他にもシリーズっぽいものはあったんですが、どれがどれなのかいまいちよくわからないので明らかにそうであろうこれだけ載せておきます。
『ポリス猫の食前酒』
『ポリス猫DCと多忙な相棒』
『ポリス猫DCと草もちの謎』
『ポリス猫DCと爆弾騒動』
『ポリス猫DCと女王陛下の秘密』
『ポリス猫DCと南洋の仮面』
『ポリス猫DCと消えた魔猫』
『ポリス猫DCと幻の雪男』
『ポリス猫のデザート』
9編が収録されていますが、食前酒とデザートはプロローグ&エピローグみたいなものなので、短いです。
神奈川県葉崎市にある猫島こと砂渡島という架空の島が舞台です。
猫島は俗称なんですが、そちらの方が通りがいいのでそちらばかりしか出てこないです。
ミステリーとしては本当に軽いです。
可も不可もなく、あんまり印象に残ることもなくさらりと読めてしまいました。
事件自体よりも、島人たちとおまわりさんのやりとりが好きでした。
猫が手を貸すミステリーって結構あると思うんですが、このポリス猫DCは柴田よしきさんの
猫探偵正太郎シリーズというより、赤川次郎さんの
三毛猫ホームズシリーズに近い気がします。
猫が事件解決の鍵を指し示すけど、実際に事件を解決するのはあくまで人間である、と。
正太郎シリーズは猫も謎を解こうと奔走しますからね。
物語的にはシリーズとしてまだ続きそうです。
徐々に、発展していく猫島。そこにたった一人で頑張っていたおまわりさんですが、一人では無理ではないか、と打診があったみたいな描写ありましたからね。
この本自体今年の1月に出たものなので、続きが出るとしたらまだかなり先でしょうけど。
図書館で続きを見かけることがあったら借りてきたいと思います。
[0回]
COMMENT