レンタルマギカ 白の魔法使い/三田誠
魔術決闘(フェーデ)の末<銀の騎士団>と友好関係を結ぶことができた<アストラル>。いつきたちはロンドンの地で次なる行動に出る。<協会>の副代表ダリウス・レヴィから、対策結社の権限を得ること。そして、かつて自分の右目で育まれたあの「紅い種」を元に戻す儀式を行うことだった。しかし<螺旋なる蛇(オピオン)>の<王冠(ケテル)>の座(セフィラー)を名乗る少女が現れ、<協会>と衝突寸前に!! 様々な思惑が重なり合うこの事態にいつきは一石を投じる!!
舞台はロンドンです。
前巻の最後でのやりとりの数日後とのこと。
めちゃくちゃ展開がはやかったです。
ここまで加速してしまうと終わりが近づいてきたのかと少し寂しくなってしまいます。
<螺旋なる蛇>の目的やメンバーがほぼ明らかになります。
<王冠(ケテル)>タブラ・ラサ 不明
<知恵(コクマー)>?
<理解(ピナー)>?
<慈悲(ケセド)>サタジット 道術
<調停(ティフェレト)>フィン・クルーダ ケルト魔術&グラムサイト
<法(ゲブラー)>御厨 庚申(死亡) 陰陽道
<永遠(ネツアク)>メルキオーレ 死霊術
<尊厳(ホド)>ジェイク 不明
<礎(イエソド)>自動人形 錬金術
<王国(マルクト)>ツェツィーリエ ルーン
でいいのかな?
残り2名。魔術形態すら不明なキャラも多いです。
いったいどうなるんだろう。
久しぶりに聞いた「社長命令」がすごくよかった。
今までのグラムサイトに支配されていたあの命令とは違うものの、これはこれでよし。
今現在、猫屋敷さんと穂波はいつき(アストラル)から離れているわけですが、それぞれが「自分たちが成長の邪魔になっていたのでは……」と考えていてなんか可愛いなぁと。
お互いがお互いを想いあっているからおきる思考なんでしょうが、「そういうわけじゃないと思うよ」と言ってやりたくなりました。
オルトくんといつきの関係がかなり気になりました。
オルトくんのセリフを見ているといったいどっちが上なのかわからなくなります。
でも、オルトくんは過保護なわけですし、文句をいいつつ結局逆らわないし……。
これでレンタルマギカ既刊すべて読みおえました。
早く新刊が読みたくなってしまいました。
タイトルからして今月末発売の最新刊は短編集だろうと思うのですが、このシリーズ短編もバカに出来ないですからね。
楽しみです。
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