創竜伝3 逆襲の四兄弟(ドラ ゴン)/田中芳樹
アメリカ四大財閥フォーシスターズが送り込んできた美しきアマゾネス・レディLはドラゴン・ブラザーズから受けた耐えがたい屈辱を晴らさんと、再び邪悪きわまなりない陰謀を巡らす。
大衆煽動を繰り返し、竜堂兄弟の母校共和学院に火を放った敵に対し、西海白竜王・竜堂終がついに怒りの竜と化して逆襲する!
すごい中途半端な巻数なんですが、このブログを始める前に1巻2巻は読んでしまったので、仕方ないです。
水地さんがいい性格してますよねぇ。
ああいう人好きです(笑)
上官との漫才には思わず笑ってしまいました。
ついでに花井さん(旦那)も好きですね。知らず知らずに真実を口にしている、って思わずクスリとしてしまうんですよ。
今回は三男坊が変身します。
末っ子、次男ときて今回三男なので、次は長男でしたっけ?
随分前に読んで以来なので細かなところはけっこう忘れてます。
松永くんとかこんなに早く出てたことに驚きました。
けどまあ、小早川奈津子ほどインパクトのある人物は中々忘れませんけどね。
というか、あの人は忘れられないってのが正確でしょうか。
創竜伝や、同作者の薬師寺涼子シリーズなんかを読むとすごい考えさせられます。
今回作中で出てきた『ヴラド計画』なんか確かにな、と思ってしまいました。
この小説がノベルスとして発表された当時。私は生まれてもいませんでした。
20年以上も前の古い小説だというのに、現代にも通じるものがあるというのは本当にすごいです。
私が持ってるものって確かバザーか何かで手に入れたんだったと思ったのですが、今見て驚きました。
初版でした。通りで文字が小さいわけです。
最近のものと見比べてみると本当に小さいのが分かります。
そして、本編終了後、次のページによく見る注意書きがありました。
『この物語はあくまでフィクションであり、現実の事件・団体・個人などとは無関係であることを、とくにお断りしておきます』と。
“とくに”と書いてあるのは初めて見た気がします。そう書かないといけないってことは、現実と物語の区別のつけられない、それこそ花井夫人のような人がいるってことなんでしょうね。
なんか嫌ですね、そういうの。
この小説って20年以上前からある作品にも関わらず、いまだに完結してないんですよね。
ここ数年、新作は出されず、文庫がノベルスに追いついて、YA!ENTERTAINMENTで新装版が出されてます。
いったいいつになったら完結するんでしょうね。完結とまではいかなくてもせめて新刊をお願いしたいものです。
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