名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)/水稀しま(原作/青山剛昌 脚本/古内一成)
微生物研究所が武装グループに襲撃され、殺人バクテリアが盗まれた。翌日、テロ組織『赤いシャム猫』から、「殺人バクテリアを手に入れた。7日ないに次の行動を起こす」との犯行声明が出された。
『赤いシャム猫』の犯行予告日、鈴木次郎吉の招待を受けたコナンたちを乗せた飛行船が、大阪に向けて離陸した。その時『赤いシャム猫』から次郎吉に「殺人バクテリアを船内にばら撒いた」との電話が入り…!?
ちょっと思う所があって、図書館で借りてみました。
結構ボロボロで、今読まなければ仕舞われてしまって読めなくなりそうだななんて思ってしまいました。
物語はあらすじにもある通り、コナンたちが園子のおじさまで打倒キッドに燃える次郎吉おじさまに招待された飛行船の中で起こります。
何度かテレビで放送されていると思うので、見たことあるって人もいるんじゃないでしょうか。
かく言う私も録画したものを見たのか、レンタルしたのかまでは覚えていませんが見た記憶がありました。
今はもう引退してしまったんでしたっけ?
子役だった大橋のぞみちゃんがゲスト声優を務めていたのは知っていたのですが、優木まおみさんもゲスト声優だったのは今回調べて初めて知りました。
すいません。
小学館ジュニアシネマ文庫から発売されている商品ということもあり、ものすごくルビの数が多いです(笑)
プロローグにあたる『赤いシャム猫』による研究所襲撃のシーンなんかはもう漢字の多さとルビで真っ黒。
まあ、このシーンセリフないのにやたら難しい用語が多いので致し方ないような気もするんですが。
実際、冒頭こそルビの多さに辟易していたのですが、慣れたのか物語が進むにつれ気にならないようになりました。
でも、改めてパラパラとページをめくるとすべての漢字にルビがふってあるようです。それはそれでどうなんだろう?
ノベライズの出来としては可もなく不可もなく。
映画本編を見たのは数年前のことなので細かな点は覚えていないのですが、変に改変されているような印象はありません。
コナン恒例のアガサ博士のクイズもあるし、小学生の声優体験のセリフもカットされることなく収録されていました。
本当に映画本編を文字にした、といった印象ですね。
以前、
サマーウォーズの児童向けノベライズを読んだ時も似たようなことを思ったのですが、児童向けはそういう風にするとでも指針でもあるんでしょうかね?
ただ、つばさ文庫版サマーウォーズと比べると本当に出来事をなぞっているだけなので、小説としての評価はそこまで高くはありません。
あくまで、映画本編が面白いから面白く感じるだけかなーと。
ちょっと厳しめな気もします。まあ、面白ければなんでもいいといえばそうなんですけどね。
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