忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【小説】鎌池 和馬」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とある魔術の禁書目録 6

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈6〉 (電撃文庫)とある魔術の禁書目録 6/鎌池和馬
 学園都市の新学期初日・
 それは、上条当麻が通う学校に“謎の転校生”が現れた日で、インデックスにはじめて「ともだち」ができた日で、御坂美琴がインデックスと初対面した日で、二人に板挟みになった上条があいかわらず不幸だった日で、その一部始終を傍観していた白井黒子が上条に嫉妬した日で……そして、学園都市にとある魔術師が襲来した日だった!
 “謎の転校生”、「ともだち」、とある魔術師。
 特別警戒宣言(コードレッド)下の学園都市で科学と魔術が交差するとき、上条当麻の物語は始まる――!


AKB総選挙の得票数にびっくりしています。
1位あっちゃんが13万、2位優子で12万でしたっけ?総選挙にエントリーしている人数が150人とかでしたっけ。
総得票数はいったいどれくらいだったのかが気になりました。
本当の選挙もコレくらい盛り上がればいいんですけどね。


禁書目録6巻です。
私アニメ1期は見ているのでこの巻までの内容はある程度把握できていたのですが、それでもおもしろかったです。
小説の情報を全て映像にすることは難しいからいろいろとカットされているんですよね。
なので十分楽しめました。

今回の敵はゴーレム使いとでもいえばいいのかな。
必要悪の協会(ネセサリウス)の一員でもあるシェリー=クロムウェル。

シェリーが科学サイドと魔術サイドとの間に戦争を引き起こさんと、攻撃をしてきます。
それをいかにして撃破するかが描かれています。

今回の鍵となるのは表紙に描かれている巨乳メガネっ子『正体不明(カウンターストップ)』こと風斬氷華とAIM拡散力場。

AIM拡散力場ってのは、能力者たちが無意識のうちに放出してしまう力のフィールドのこと――らしいです。
それの研究を進めていけばドラゴンボールのスカウター(でしたっけ?あの戦闘力はかるやつ)みたいなことができるようになるんだとか。
それはちょっと見てみたい。
閑話休題。


今回ようやく鈴科百合子の正体がわかりました。
禁書ファンサイトで多くの百合子が扱われているんですが、意味がわかってなかったんですよ。
アクセラレータ=百合子ってことはわかっていたのですが、それがアクセラレータの女装なのか、アクセラレータが女の子だったってことなのか……とか色々考えていたのですが。
正解は上条さんの想像の産物ってことだったのですね。
ちょっとすっきりしました。


読んでいて、上条さんがあまりにもヒーローすぎてすごい。
かっこよすぎるだろ。ああもフラグたてまくっているのに、本人は気付いてないんだからなぁ……。
これも一種の不幸なのかな。


アレイスターの目的や正体が明かされましたね。
この物語でアレイスター=クロウリーの名前が無意味であるとは思っていなかったので、ああやっぱりな、と。
土御門が陰陽師であったことに驚かなかったように、アレイスターが元魔術師であったことには特別驚きはしませんでした。

でも土御門の推理にはちょっと戦慄。
量産能力者(レディオノイズ)計画も絶対能力進化(レベル6シフト)もすべて計画の一部に組み込まれていたってことですよね……。
エンゼルフォールは偶然おきたものだとしても、天使の存在だとかセフィロトの位がどうのとかそういうことが計画に変更を加えて組み込んでいってそう。

いったいどうなっていくのかこれからが楽しみです。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

とある魔術の禁書目録 5

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈5〉 (電撃文庫)とある魔術の禁書目録 5/鎌池和馬
 8月31日。
 一方通行(アクセラレータ)はその日、路地裏で不思議な少女と出会った。そいつは、どこかで見た顔で――。
 御坂美琴はその日、学生寮の前で男子生徒からデートに誘われた。そいつは超さわやかなヤツで――。
 上条当麻はその日、自宅で不幸な一日の始まりを感じた。なぜなら、夏休みの宿題を全くやっていないことに気づいて――。
 8月31日。学園都市の夏休み最終日。
 それぞれの物語が幕を開けた――!
 鎌池×灰村コンビが放つ大人気学園アクション第五弾登場


昨日読み終えられなかった禁書目録です。
話があっち行ったり、こっち行ったりする短編というにはちょっと変わった形式ですね。
アニメの1期を見ていたので、それの補完というか「そういうことだったのか」と納得してました。
まあ、闇坂逢魔は2期でやったらしいので知らないんですけど。


今巻の主役は上条さんじゃなく、一方通行といった方がいいです。
上条さんもいつものごとく不幸な目にあっているのですが、それよりも何よりも一方通行の成長が著しくてそっちに目が行ってしまうんですよね。

『御坂が上条さんとデートする話』
『一方通行が打ち止めのために奔走する話』
『上条さんがインデックスを助けるために走り回る話』
の3つの話が収録されてます。
すべて8月31日の出来事です。
まあ、若干9月1日にまたいでる話もありますが特に気にする必要もないか。


それではまず御坂編から。
御坂さんが、海原からデートに誘われてそれを断りたいがために、上条さんと偽デートをする話。
青髪ピアスの萌え要素羅列にはショタは女じゃなくね?と思わずつっこみました。
作中でも触れられてましたが、ショタは男の子だよなー、と。

御坂さん可愛いです。
消去法で上条さんを選んでましたが、きっと3人がまともな会話していても上条さんを選んだんだろうなぁ。

海原がガチで御坂に惚れていて、「御坂さんを守ってくれますか?」となるわけですが、そちらに気をとられていてはいけないんですよね。
海原が言っていた「上条勢力」。
えっと、インデックスに御坂、御坂妹、あとは姫神もそうか。神裂さんやステイルは状況にもよるでしょうが、協力してくれるでしょう。
土御門は一番微妙な立場ですが、上条さんが日常を守ろうとしての行動なら手助けくらいはするだろうし。
それにこれから先、「上条勢力」は増えこそすれ減ることはないと思うのですよ。上条さんはフラグ乱立させまくると思うので。
そう考えるとちょっとすごいな。
危険視する組織が現れてもおかしくないというか、パワーバランス的な意味では本当に困るだろうな。

アニメでは海原のその後は特に語られてなかったのですが、土御門に預けられたのですね。
上条さん、魔術サイドで何か問題があったら土御門に頼めばいいとか思ってないかな、これ。


次、打ち止め編。
これが1番おもしろい。
打ち止め――ラストオーダーは20000体の量産型能力者(レディオノイズ)を管理するための個体。
逆にいえば、彼女が暴走させれば御坂妹を含む残る1万弱の個体が暴走させることが出来るということ。
そのためのウイルスを打ち込まれた打ち止めを救うため一方通行が走り回ります。

アニメではあまり説明されていなかったこと「なぜ天井は学園都市に残っていたのか」とか「なぜ『甘い』だけのはずの芳川が『優しい』ことをしているのか」とか。
一方通行が最強になろうとした最初の理由とかそういう細かなことが説明されていてすごくよかったです。
天井は上条さんが暴れたから逃げたくても逃げれない状況になってたんですね。

ウイルスを打ち込まれてからの記憶も全て消去していく一方通行にちょっと物悲しい気分になりました。
最後、カエル医者――冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)が登場するんですが、実はすごかったんですね。
窓のないビルにある生命維持装置ってアレイスター・クロウリーがぷかぷかしてるやつですよね。
あれを作ったのってカエル医者だったんですね。そのカエル医者に不可能だと言わしめた上条さんの記憶破壊。
うーん、こういう記述をみると上条さんの記憶が元に戻ることはないってことはぜったいないってことなんだろうな。

打ち止めの記憶に関してはミサカネットワークにバックアップがとってあるとかそういうことあればいいのに、とか思いました。
その辺は巻を進めていけば明かされるかな?
どういう扱いになるのか楽しみにしていたいと思います。


ラスト、闇坂編。
学園都市に侵入した魔術師がインデックスの脳内にある魔導書を盗み見ようとする話。
3編収録されている作品の中で唯一アニメ1期でやらなかった話なんですが、その理由もわかるというか。
一番盛り上がりにかけるんですよ。地味というか。

最後、上条さんは宿題を諦めて女性を呪いから救いにいくわけです。
が、ああも自信満々で「呪いだろうがこの右手なら」と言ってしまうのはどうなのかなーと。
上条さんは異能の力ならなんでも消してしまえます。でも私は捻くれているからそれが異能の力ではなかったら?とか考えてしまうんですよね。
例えばそれが呪いのようにみえるだけで実際は新薬によるものだったとか、毒によるものだったとかそういうことだったらどうするつもりだったのだろうとか。
まあ、考えすぎだとはおもうのですが。

助けに行く様も描かれていると思っていたのですが、実際は助けに行くと決意するところまで。
ちょっと残念でした。



一方通行にとっても美化されてヒーローとなっている上条さん。
いつの日か上条さんと一方通行は再開して共闘くれたら面白いだろうなーとか思いつつ、今日はこの辺で。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

とある魔術の禁書目録 4

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)とある魔術の禁書目録 4/鎌池和馬
 学園都市から外出許可を得、家族と一緒に海へバカンスに来た上条当麻。
 そこで彼が見たものは、母親が陰陽でインデックスが青髪ピアスで、神裂火織がステイルで、ステイルが海のオヤジで、御坂妹がその息子で、御坂美琴が当麻の妹で!?
 それは“とある魔術”が原因だった。
 謎の魔術『御使堕し(エンゼルフォール)』が上条のを中心に展開したらしい――!?
 大人気学園アクション第四弾登場!


アニメでかなり端折られていたエンゼルフォール編です。
脱獄犯・火野のエピソードとかまるまるカットされていましたしね。

読んでいておもしろかったです。
不覚にもラスト、ちょっと涙ぐんでしまいました。

が、その一方でツッコミどころも多かったですね。


土御門は実はスパイだったってのはまあいいんです。
でも、それをこの巻で明らかにしたのにはちょっと疑問を覚えました。

もう少し、日常の話――それこそ学校生活を送る描写があってからでもいいんじゃないか、と思ってしまいました。
土御門って名前こそ何度か出てましたが、原作でまともに登場したのはこれがはじめて(ですよね?)。
それでいきなり「スパイって事ですたい」って……。

舞夏が風邪をひいて云々ってエピソードがあったらしいという描写がされていますが、土御門と上条の隣人として友人としての日常が窺えるのはその程度しかないんですよね。

もしかしたら私がまだ読んでいないだけで、短編とかがあるのかもしれませんが、スパイとか裏切りとかそういうのって本当に信頼しているからこそ傷つき盛り上がるんじゃないかなーと。

ついでにそういう描写がもう少しあったほうが、最後の土御門が守りたかった日常にももう少し現実味が出たんじゃないかな。
おもしろかったですけどね。
読者はおいてけぼりくらっちゃいますよ、これ。


あとはそうですね。
神裂さんが一生懸命で真面目でかわいいなぁ、と思う一方で、2メートル近い刀を居合いってどうやってるんだ、とかは思いましたね。
居合いどころか普通に抜くことすらきついと思うのですが。

天草式でしたっけ?
神裂が使う神道や仏教をミックスし独自のアレンジがなされた十字教。
神を殺すための術式とか、そういうのがあるってのには納得しました。

神裂さんとのフラグにはさすが少年向けのラノベだなーと。
でもまあ年上の美人で可愛いおねえさんとああいうシチュエーションとか、高校生男子としてはあれが普通なのかな。


もう1つありました。
なぜ、当麻は「上条刀夜はいれかわっていない」と気づけたのか疑問でした。
アニメでは写真などのデータは入れ替わり前の状態が保存されていたので、あの状況で気づけたのはわかります。
が、原作だと違うんですよね。以前に写真か何かで両親の顔を知っていたってことなのかな?

原作でもアニメでもなんですが「なぜ上条当麻は上条刀夜が入れ替わっていなかったことをすぐに指摘できなかったのか」と魔術師サイドで疑問を思う人がいなかったのか、ってことが気になりました。
そこから違和感を覚える人がいてもおかしくないと思うんですけど。
その辺のちのち触れられるかな?


今回、インデックスの影がめちゃくちゃ薄かったですね。
確かに神裂もステイルもインデックスと和解したわけじゃないので、下手に顔合わせるわけにはいかなかったのでしょう。

青髪インデックスには笑いました。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[2回]

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR