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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【ノベライズ】その他」の記事一覧

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小説 千本桜

小説 千本桜/一斗まる(原作/黒うさP/WhiteFlame)
ニコニコ動画YouTubeで650万再生!
国民的ボカロ曲からついに小説版誕生!!

[大正兇変]と呼ばれる大災害を境に生じた歪んだ世界。
怪現象や悪事が横行する新帝都・桜京(おうきょう)を護るため[神憑(かみつき)特殊桜小隊]が立ち上がる!!


図書館で借りてきました。
何度か言ってる気がしますが、本当に地元図書館の方向性がわかりません(爆)


この作品は、ボーカロイド楽曲「千本桜」のノベライズになります。
帯にもある通り、ボカロ曲としても非常に有名な曲ですが、ちょっと前までまらしぃさんのピアノバージョンがトヨタのアクアのCMソングになっていたのでボーカロイドと知らなくても聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
(ちなみに現在は同じくまらしぃさんが弾いたFF曲がCMソングです)


物語は平成の世で家族と花見をしていた未來(ミク)は神隠しに遭い帝都桜京で神憑として戦う少女・初音未來の体に入り込んでしまう。
元いた世界に戻りたい未來だが、なかなか信じてもらえず桜京に馴染もうとするが……、というお話。
異世界トリップというか成り変わりっていうんですか?そういうのです。

この作品の中では、
初音ミク→初音未来、KAITO→靑音(せいね)海斗、MEIKO→紅音(あかね)鳴子、
鏡音リン→鏡音鈴、鏡音レン→鏡音錬、巡音ルカ→巡音流歌
として描かれます。

ノベライズを担当された一斗まるさんは元々MVのイラストを担当されていた方です。
ですから、イラストは綺麗です。個人的には口絵の「帝都桜京全景」が一番好きですね。

内容としては、やっぱり微妙だなぁ、というのが正直なところです。
どうして一斗さんがノベライズを担当されたのかが非常に不思議で仕方なかったです。
小説として読めるレベルではありますが、素人の二次創作読んでるような印象が最後まで離れませんでした。
まあ、プロの小説家ではないので当たり前なんでしょうが。

これだけ有名な作品のノベライズだともっと有名な方にお願いしても良かったんじゃないかな、というのが素直な印象です。
同じく有名ボカロ楽曲であるカゲロウデイズの場合は本人が執筆されてますが、あちらは20近い楽曲が複雑に絡み合っています。
他者がそれらの繋がりを把握して小説を書くのは難しいでしょうから本人が書かれるのもわかるんですけど。
こちらは1曲分だしなぁ、と。


あとはそうですね。ボーカロイドたちのイメージと描かれてるキャラクターのイメージがものすごくずれていて最初非常に読みづらかったです。
ボカロ曲って本当に多種多様な曲があります。

同じボーカロイドを使っていても可愛いのからかっこいいの、ネタ曲からエロい曲まで本当に様々です。
ですが、そんな曲を色々聞いてるとキャラのイメージが固まってきてしまうというか。
流歌ってもっとお姉さんな印象があったのでボケボケの天然っ子で描かれてる今作にものすっごい違和感。

未來がボクっ子だったのにもすごく違和感があったのですが、この感想書くのに改めて千本桜のMV見てたら「君は歌い僕は踊る」とあるんですね。
で作中で「海斗が歌い、未来が神楽舞をしてもらいたい」という話が出てくるんです。これに合わせるためのボクっ子なんでしょうか?

それ以外にも、仲間たちが誰一人として未來の話を信じないどころか真面目に聞こうともしないのにびっくり。
いや、実際そんなことが起こったらそういう反応になるんでしょうが、物語なんですから誰か一人ぐらい信じてくれる人がいても……と思ってしまいました。

今作は敵キャラがあまりにもひどすぎて、ちょっと‎醒めてしまいました。
生徒会長もそうですね。正直、ボカロキャラ以外の脇キャラの扱いがひどすぎる。
キャラ萌え小説でも敵を倒す課程ってのは非常に大事です。もうちょっと気を配ってほしかったです。

ラストは明らかに続くことを意識した感じ。
実際、2巻が発売されています。

元々桜京で暮らしていた淑女の未來はいったいどうなってしまったのでしょうか。
積極的に捜しませんけど図書館で続編を購入したら借りてもいいかな、と思います。

拍手[2回]

それでも世界は美しい 風と光の交錯

それでも世界は美しい 風と光の交錯/藤田伸三・高木聖子(原作/椎名橙)
晴れの大国が誇る(?)宮廷の花・バルドウィン。
リビとニケが雨の公国に旅立っている間の留守を預かっているが、朝から晩まで激務の連続でお疲れ気味。やっと訪れた休息の時、ひとり夜の街に繰り出し向かったのは!?(「名もなき恋の物語」)
ほかWEB掲載作(「The crossing of wind and light」)ふくめワクワクの全4編収録。ファン待望、「それセカ」のノベルは全編オリジナルストーリー。


ちょっと前に購入していた小説です。
夏になってちょっと時間に余裕は出来てきたのでちょっと小説も読みやすくなってきました(*゚▽゚*)


あらすじにもある通り、
【名もなき恋の物語】
【The crossing of wind and light】
【ミランダ・アーネストの編集日記~王室会報誌ができるまで~】
【From R to G】

の4編が収録されています。
雨の公国編の裏側・バルドサイドを描いた【名もなき】
アニメで登場した王室広報誌の記者・ミランダと新鋭画家・レイレオナルドのタイトル通りの話【ミランダ】は高木さん、
本編開始前、ババ様の諸国漫遊のお伴・キトラと吟遊詩人をしていたバルドの道が一瞬交差する【The crossing~】
アニメ1話で登場した小悪党のデコボココンビがニケを王都まで送り届ける【From】は藤田さんが書かれた作品です。

ノベライズを担当されたお二人は、アニメの脚本書かれてる方たちみたいですね。
私そういうの気にしてアニメ見ないんで今回、wikiで調べてしりました。


200ページない作品なのでさらっと読めます。
けしておもしろくない訳じゃないんです。
【From】とかアニメ見たときに道中見たかったなって思いもありましたし。

だけど、個人的にこの1冊は嫌いです。

というか、この作品はあらすじにもある通り、ファンのための1冊であって、私のようにとりあえず読んでるという読者向けではないんです。
上の説明を見てもらってもわかると思うんですが、これアニメを見てること前提なんですよ。
まあ、ノベライズを担当されたのがアニメの脚本家さんのあたりそうですよね……。
少なくとも4、5話までは見てないと「王室広報誌?ミランダって誰?」ってなること請け合い。

ファン向けとかいいつつも、若干なめてるような気もしますが。
裏表の口絵がついているんですが、表面は3巻に収録されている12話のカラー扉絵の再掲、裏側はこのノベライズの表紙の本絵です。
挿絵は描き下ろされてるんですが、線画?ラフ画?っていうんですか。ペン入れ前の状態ですね。

アニメのDVD?Blu-ray?を買わせたいんだろうな、という魂胆が透けて見えて本当になんか嫌。
もうちょっとどうにかならなかったのかな、と思いました。

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アイシールド21 ~熱闘のハンドレッドゲーム!~

アイシールド21 ~熱闘のハンドレッドゲーム!~/映島巡(原作/稲垣理一郎・村田雄介)
東京大会を終えたばかりの泥門デビルバッツが向かう合宿先に、宿敵・王城ホワイトナイツが鉢合わせる。おまけに、地元のアメフトチームとの練習試合では、ヒル魔の恐ろしい指令が待っていた……! 関東大会直前の極秘合宿の全貌を描く、待望のオリジナルストーリー登場!


今日の感想はノベライズです。
アイシールドのノベライズは2冊だけだったはずなのでこれで終わりですね。

映島巡(えいしまじゅん)さんのノベライズって以前にも読んだことあったような?と思って確認してみたら、ハガレンのノベライズですね。
ゲーム版の赤きエリクシルの悪魔神を継ぐ少女の2作でした。
閑話休題。


あらすじにもあるとおり、時間軸としては東京大会終了後、関東大会前。
コミックでいうと19巻途中の出来事になります。


デビルバッツの面々が今回訪れたのは、北関東の温泉地で伊我保なる町に赴くんです。
そこは、どぶろく先生が大学時代に合宿に訪れた地なんだとか。
つまりは王城の監督・軍平も過去に合宿を行ったことがあるということで。
それぞれ思うところがあって、関東大会前に1週間の合宿を伊我保を行います。


個人的に「いいな」と思ったのは王城の桜庭とセナの会話でしょうか。
この作品の時間軸は前述の通り、東京大会終了後。
つまりは盤戸戦のあとということで、泥門のアイシールド=セナだということが明かされているんですね。

過去の対戦で桜庭はアイシールドと接触、骨折し入院し、そこにセナがお見舞いに行き、セナは虎吉のためにも悪役を演じたということがあった、と。
他者から押し付けられた「ヒーロー像」に押しつぶされそうになっていた過去を乗り越えた桜庭からの「お見舞いありがとう」は深いものがありますね。


後半は、地元チーム・伊我保ホットスプリングスとの対戦になります。
おじさんたちばかりの平均年齢がかなり高いチームなんですが、かなりの人数がいるだけに今まで対戦してきたチームと似たところが垣間見えるんです。
たとえば、キッドほではないまでも早撃ちするおじさんがいたり、葉柱ルイに及ばないまでも腕の長い選手がいたり、盤戸のスパイダーポイズンもどきを使ってきたりするんです。
その中でもメインで描かれているのはただ1人の高校生・角屋敷くん。

進曰く、経験不足の角屋敷くんはセナと同様に試合の中でどんどん成長していく、と。
今まで対戦相手に脅威だと思われてきた「成長」にセナが脅かされるというわけです。


正直、試合の様子を文章に起こされるとわかりにくいなと思いました。
おもしろくないわけじゃないんだけど、用語が……。

漫画でも「なんとなく」しか理解してない上に勢いで読んでいる面があるのを否定できないので、それを文章にされると「○○ってなんだっけ?」となってしまうんですね。
漫画本編で触れられているものならまだわかるんですけど、「スクリメージライン」みたいに漫画本編で出ていないと前後の文章で把握するしかないかな。

調べるのが一番早いんでしょうけど、試合みたいなものだと勢いで一気に読んでしまいたいので調べるのもなぁと。
まあ、こればっかりは仕方ないのかもしれませんね。

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