隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。
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「ききたいかね、エドガー?」
「……もちろんです」
「すこし怖いかもしれんぞ」
「……だいじょうぶです」ぼくは強がって言った。
「よかろう」モンタギューおじさんはじっと炎を見つめた。
「始めるとするか……」
エドガー少年は怖い話が聞きたくて、森はずれに住むおじさんの屋敷に通っていた。
開かずのドア、悪魔の刻印、砂漠をさまよう精霊など書斎を埋めつくす小物にまつわる怖い話。
メンフクロウのソーレンは、ティト王国の森で、家族と幸せに暮らしていたが、ある日、何者かによって巣からつき落とされ、峡谷の孤児院へと連れ去られてしまう。そこでは、さらわれてきた子フクロウたちが、催眠術にかけられ、奴隷にされていた。
ソーレンは、サボテンフクロウの少女ジルフィーと協力し、決死の脱出をこころみる。
だがそれは、フクロウ世界の支配をたくらむ組織との、長く苦しい戦いの「はじまり」にすぎなかった――。
図書館で借りてきました。
前々から気になっていた作品だったんですよー。
ストーリー展開的にはよくある海外ファンタジーものなんですが、この作品はあらすじにもある通り、フクロウたちが主役の物語です。
主人公はメンフクロウのソーレン、ヒロインはサボテンフクロウのジルフィーになるのかな?
この巻は家族の元で順調に成長していたソーレンは、ある日兄に巣から落とされてしまいます。
そこを聖エゴリウス孤児院のフクロウに連れ去れらてしまいます。
フクロウの子供たちが集められた聖エゴリウス孤児院は、子供たちを番号で管理し、洗脳をしようとしているんです。 知恵と勇気でソーレンとジルフィーは洗脳されることなくすみますが、監視の目をかいくぐって2人は聖エゴリウス孤児院から逃げ出すことができるのか――という話です。
物語に入り込むまで少しかかってしまいましたが、思っていたよりも面白かったです。
児童書ファンタジーとしては十分なレベルです。
聖エゴリウス孤児院をどうにか脱出し仲間を増やしながら伝説の地を目指すことになるわけです。
まだ1巻ということもあり、聖エゴリウス孤児院が何をしたいのかがよくわかりませんね。
卵を盗み、ヒナをさらって洗脳し、軍隊でも作り出しそうな感じですが……。
あと「ふしぎなかけら」についても謎ですね。
脱出後にカラフトフクロウのトワイライト、アナホリフクロウのディガーも仲間になるんですが、読んでいてそれぞれの生息地域が気になってしまいました(笑)
カラフトフクロウとサボテンフクロウって名前からして近場に暮らしていると思えないんですがどうなんだろう?
まあ、そんなこと気にしちゃだめですね。
次巻は、伝説の地にたどり着くようですが、次巻予告のネタバレが酷い(笑)
全12巻とかなのかな?
図書館に一通りあったのでまた近いうちに続きを借りてきたいと思います。
キューバの漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。三日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。
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