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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【小説】その他」の記事一覧

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ねじまき博士と迷い猫

ねじまき博士と迷い猫 (コバルト文庫)ねじまき博士と迷い猫/樹川さとみ
少年博士のアレックスは、カラクリつくりの天才だが、愛くるしい外見とは裏腹に、人間嫌いの変人で偏屈な性格。研究の邪魔をされるのが何より嫌いだったのに、行方不明の祖父のせいで、森の動物に育てられたリーという野生児をひきとることに。リーが屋敷に来てからというもの、次々起こる大騒動に博士は振り回されてばかり。おまけに博士はリーが実は"女の子"だとは気づかないままで……。


図書館から借りてきました。
これ、全3巻なのかな? シリーズ3冊出ているようなんですが、地元の図書館にはこれしかありません。
そんなんばっかだな……。


この作者さん、有名な方のようなんですがはじめて読みました。

物語は「博士と野生児」の話。
ちょっと異色な『マイ・フェア・レディ』ですね。

1巻だからなのか、あまりレディになったという印象はありません。
最終巻まで進めば、ちゃんとレディになったのかな?


正直、あまりおもしろいとは思えませんでした。

リーにも博士にも感情移入できなかったのでちょっと辛かったです。
ちょっと盛り込みすぎな気もしました。

A型――人型オートマタ云々とかこの巻に入れなくてもよかったんじゃないかなー、と。
ただ単純に、2人が少しずつ理解して近づいていく様だけを描いていても良かった気がしました。


個人的に、オリビエが好きです。
「愛される馬鹿」というか、こういう人はきっと人生幸せに生きていけるんだろうな。
馬鹿だから誰かに騙されそうになることもあるのかもしれません。
でも、愛されるから助けてくれる人もたくさんいるんでしょうね。

ジャックも嫌いじゃないかな。
博士が作ったオートマタなんですが、ちょっと茶目っ気があるカボチャです。
人間でいう脳である回路が博士が作ったものじゃないと知って妙に納得してしまいました。
確かに博士が作るにしては、可愛い性格してますもん。

前述の通り、3巻まで発売されているシリーズですがこれの続きを読む機会はきっとないでしょう。
もし古本屋で見つけたとしても自分で買おうとは思えませんし、地元図書館でも購入されるとは思えません。
地元の図書館はもうちょっと考えて買うべきだよな、と毎度思いますが仕方ないですね。

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夢解きパティシエ 黒き医者の甘い誘惑

夢解きパティシエ    黒き医者の甘い誘惑 (角川ビーンズ文庫)夢解きパティシエ 黒き医者の甘い誘惑/隼川いさら
夢と犯罪うずまく大都市レーヴ。パティシエ死亡の少年レンは、おとぼけ警官トマやゲテモノ劇団の役者達に自家製お菓子を配達し、回転資金を貯金中。だが、美貌の“夢医師”ヴァレリーと出会ったのが運の尽き。患者を悪夢から救うと評判の敏腕で、オペラ座の花形俳優が白昼襲われる怪事件の捜査に加わっているというヴァレリーは、なぜかレンを拉致! 相棒になって協力しろというが!? 極上のミステリアス・ファンタジー、開幕!!


先日購入してきた作品です。
さっそく読んでみました。


中世ヨーロッパっぽい世界が舞台。
主人公の少年・レンが"夢医師"ヴァレリーに出会い事件に巻き込まれ、自身の秘密を知る話です。

シリーズ1冊目ってこともあり、正直世界に入り込めませんでした。
設定は好きなんですが、勢いで読めなかったってこともありちょっと評価は低めです。
正直、自分で買ってまで読む本じゃない気もするんですが、図書館ではラノベってまず買ってくれないので自分で買うしかないかなーと。


いかにもって感じのナマイキ少年と美貌の青年の話なので、そっち系っぽい描写があるのかなーと思っていたのです。
ほら、ビーンズ文庫だし狙ってきてても驚かないじゃないですか。
物語の冒頭でレンの母・マリの「女の恋人と」とか(思わず二度見してしまいました)、「男女ともに恋多き人物で」とかもあったと思ったし、レン自身にはそういうことに抵抗がないっていう伏線なんだろうな。

でも、全く萌えない。
なんでだろう……。

正直、ヴァレリーよりもピエールとの関係の方が萌えた。
でも、それも「ヴェレリーよりは」というレベルであって単品だったらそこまで萌えなかったと思います。
それにピエールは最後のやりとりからしてしばらくは登場しなさそう。
まあ、再登場はするかもしれないので、そこに期待かな。


前述の通り、設定は好き。
夢魔とのハーフであるらしいレン。
夢には「寝ているときに見るもの」と「未来への展望」である夢があるわけですが、その中にも種対があって陰性と陽性があるわけですね。

レンの父は陽性のエネルギーを好んで得る夢魔だったらしく、その血を継いだレンもまた同じく陽性の夢をエネルギーにしていたんですね。
今までは無意識のうちに「店を持つ」とう自身の夢を糧にしていたようですが、今回の事件で本格的に夢魔として覚醒してしまったレンは必要になる夢の量が増えてしまったりするのかなぁ、と思ってみたり。

ヴァレリーと利用しあう関係として期間限定の相棒となった2人。
今後の2人に期待ですね。

次巻についてはとくに言及なし。
しばらくはビーンズ文庫で買うものがちょこちょこあるんで買い逃しはしないかな、と思います。

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鏡のお城のミミ ~カンタン王国の大冒険~

鏡のお城のミミ ~カンタン王国の大冒険~ (鏡のお城のミミシリーズ) (コバルト文庫)鏡のお城のミミ ~カンタン王国の大冒険~/倉世春
田舎で平和に暮らしていたミミのもとに、突然お城の騎士がやってきて、弟のフィディルを連れて行ってしまった! なんとフィディルは、現国王の隠し子だったのだ。しかも、失踪中の第一王子の代わりに、隣国の姫と結婚させられるという。フィディルを取り戻すために、ミミは女官としてお城にもぐりこんだ。ところが、下働きのエリックと一緒に、国を揺るがす陰謀に巻き込まれて!?


なんか無性に読みたくなってしまったので図書館で借りてきました。
結構長いシリーズのはずなんですが地元の図書館には何故かこれ1冊しかないんです。


物語はなんていったらいいのかな。王道ファンタジーとでもいいましょうか。
中世ヨーロッパ風の世界が舞台です。

そこで精神的に強い少女・ミミが連れ去れた弟のもとにたどり着くまで頑張る話です。

あらすじにもあるとおり、ミミの弟・フィディルは王のご落胤だったんです。
王側で跡継ぎが必要になったこともあり、フィディルは叔父に売られてしまったわけです。
ミミにとってはそれに納得がいくわけもなく。
弟を連れ戻そうと、弟の側にいこうとミミは頑張るわけですね。


もう何年も前の話ではあるんですが、1度読んだことがあったのでなんとなく内容は覚えていました。
ビード、エリックの正体とかは完璧覚えてましたね。
国王を襲ったやつらの黒幕だとかはさすがに忘れてましたが。
ジュリエットとかも忘れてましたね。


楽しかったです。
安心して読めるというか。
1巻ってこともあり可もなく不可もなくな話なんです。
でも、今後のミミとエリックの関係がかなり気になる感じで。

ちょっと意地っ張りなミミと身分を捨てたエリック。
2人はケンカはするけど、お互いを信頼しているんだろうな、と。

シリーズ化されたので図書館で続きが購入されることをしばらく楽しみにしていた覚えがあります。
結局、購入されることはなくこれ単品しか読めなくて。
2人にどんな試練が訪れたのか全く知らないんですけどね。

こういう単品しかない古い少女向けラノベが図書館に結構あるので、少しずつ借りて読んでいこうかな。

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